~満洲国の資料~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 「ご無沙汰、ご無沙汰、ご無沙汰でございます!」

ブログの更新がまたまた1ヶ月も空いちゃいましたぁ~~~~~

2016年の初めがこんな調子だと、これまで知己を得ることができた(勝手に僕が思ってるだけかも…)アメブロの皆さんにも、マジでソッポを向かれそうで怖いです。

今日は時間ができたので超スピードでブログ書きに来ましたけれども、また明日から「トホホ」な感じで仕事が続きそーなので、ホントのホントにブログが不安です(…それでも、続けられる限りは続けるつもりですので、皆さん!よろしくお願い致します<(_ _)>
)。

さて、今日はここのところ取り掛かっていた仕事からのお話しを1つ…

以前にもチョビっと書いたことがあるのですが、現在歴史資料とも言うべき満洲国前後の写真・手紙等をスキャンしデジタル化する依頼を受けています。主な内容は当時の南満州鉄道が満洲に設立した満洲医科大学の写真を中心とした画像資料がその大半ですが、中には張作霖やその息子の張学良などの写真もありました。

これらの歴史的画像のデジタル化をする上で、僕は当時の日本が満蒙開発・開拓に対し国家を挙げて実によく取り組んでいたのだと思いました。…満洲国と言えば、今日多くの人々が日本による中国侵略の結果だと思っているようですが、それは全く的外れな歴史認識です。

当時の白人国家、いわゆる列強国(イギリス・フランス・ドイツ・アメリカ・オランダ・ロシア)の面々は黄色人種の国が並ぶアジア圏でやりたい放題の植民地政策を行っていました。当然日本も植民地候補として列強の狙うところだったのですが、私たちの先人は隣国・中国の現状(アヘン戦争、アロー号事件にみる列強国の汚いやり口)を早くより熟知し日本が植民地にならない手立てを連々と打ち続けました。

その結果、日本は当時のアジアではタイに並び唯一独立を堅持できたのです。そして日本は列強国の中でも身近に迫る脅威国・ロシアの南下政策(明らかな侵略)に対し、当時中世時代で進歩を止めていた朝鮮を、まず近代化させ日本と共同防衛を担えるようにするため技術と資金を供与し続けたのです。しかし朝鮮は自ら独立独歩することを拒み、結果日本は朝鮮の国家運営を手助けせざるをえなくなったのです。

また中国(当時は支那)も日清戦争で結んだ条約を平気で反故にしたり、加えて列強国の圧力で戦勝地を放棄させられたりと日本は諸外国から散々に裏切られ続けたのです。…そしてその後に起こった日露戦争に勝利した日本は、ロシアから賠償金代わりに押し付けられた満洲を必死の思いで整備していきます。

今日の近現代における極東アジアの歴史観は大東亜戦争に敗北した日本に対しアメリカやロシア・中国といった特に今戦争と関係が深かった国々が、自分達の犯した大罪を覆い隠すために創造力を膨らませて作り上げたフィクション史であることが大半なのです。

アメリカは自国の極東における支配力や利権を侵害する国として、日本の排除を徹頭徹尾行います。政治的思考により満洲国を否定し、経済的圧力をかけ、そして日本を戦争に引きずりこみます。戦争中には無差別爆撃で多くの無辜の民の命を奪い、とどめには2つの原子爆弾をその威力テストを兼ねて落としました。

ロシア(ソ連)は日本との不可侵条約を一方的に破り、満洲国を蹂躙し70万人以上がシベリアで強制労働に従事させられます。さらに戦争終結後も、しばらく北方領土で殺戮を繰り返した挙句自国の領土とし、北方四島は今もロシア(ソ連)に不当占拠されています。

中国はアメリカやロシアが犯した戦犯(戦争への謀略的誘導・空襲、原爆による民間人の一方的虐殺・条約無視・不法占領などなど…)を覆い隠す手助けを買って出る形で大ボラ史・南京大虐殺や日本が戦争中に行った様々な非人道的な行為を捏造し、東京裁判史観と言うものを戦後の日本国民に植え付けました。

…満洲国とは、ロシアの南下政策に対する防衛であったことは間違いありませんが、加えてその他の列強諸国の苛烈な支配に喘いでいたアジア全土に対し「アジア人による、アジア人の、アジア人のための」理想の世界を具現化しようとした1つの試みであったことも否めないように思います。

その時代、至らぬ点も多々あったことでしょうが、日本が白人による人種差別撤廃、アジア蔑視を是正、奴隷的植民地政策からの解放を目指していたことは少なからず満洲国の樹立やその後の大東亜戦争に見られる行動原理の1つとなっていたと考えてもよいと思います。

僕がスキャンしデジタル化した在りし日の満洲国……そんな作業を行う中で、日本人は今こそ近現代史を精査し、日本の歩んできた歴史について正しく認識することが大切だと思いました。