~日本コスプレ史と締めには美人コスプレイヤー『御伽ねこむ』さんを…~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 コスプレ…実はあまり興味と関心のあるジャンルじゃないんですがぁ~………

コスプレイヤーの定義はアニメやマンガ、ゲームに登場する人物の模倣ということですが、ではその歴史はいかなるものなのか?チョイ気になる!!…そこで本日は日本におけるコスプレの歴史についてと、昨今話題の美人コスプレイヤー『御伽ねこむ』さんを紹介したいと思います。

日本のコスプレ起源は江戸時代にまで遡り、京の芸妓が歴史上の人物に扮し祇園などを練り歩いた仮装行列の様子が浮世絵などに描かれています。仮装は英語ではfancy dressと表記し解釈としてはcosplayと同義ではありませんが近しいことは確かでしょう。言葉が示す意味も含めコスプレらしきモノが登場するのは1960年代後半にアメリカで行われていたSF大会や関連イベントでのスタートレックなどに代表されるカーク船長・スポック・クリンゴン星人など参加者が登場人物に扮したことが最初で、このことはすぐさま日本のSF大会にも伝わりコスチューム・ショーとしてプログラムに盛り込まれ1974年の京都SF大会以降にはショウ・アップされるようになります。

…そして1978年、神奈川で開催された第17回・日本SF大会では後のSF評論家:小谷真理などのファンタジーサークル「ローレリアス」がエドガー・ライス・バローズ(SF作家)の「火星の秘密兵器」の表紙イラストの人物を真似て参加、これが日本のコスプレ第1号と言われています(ただし大会来場者がこの仮装を「海のトリトン」と勘違いしてた)。

コスプレイヤーは当初、活字SFファンが多くを占めかなり特殊(特異)な存在だったようですが、やがて‘SF好き’という大きな括りになり参加者が集まるようになります。また1977年に「劇場版・宇宙戦艦ヤマト(テレビ版の再編集)」が、1981~82年には「劇場版・機動戦士ガンダムⅠ・Ⅱ・Ⅲ(テレビ版の再編集が中心)」などが大ヒットし、それぞれに社会現象を巻き起こすほどのブームとなります(第1次・第2次アニメブーム)。このことと連動し同人誌もそれまで以上の需要と活気が生まれ、コミックマーケットでの同人誌即売会場などにアニメの主人公に扮したコスプレイヤーが目立つようになります(…僕も向学のため1度コミケに行ったことがあるのですが、「うる星やつらのラムちゃん」に扮したお姉様に絡まれお相手に苦慮しました)。

やがてブームが一段落するとアニメやマンガも幾らか活気が弱まりますが、しかしその間もコスプレ文化は少しずつ浸透を続けます。1980年には原宿で有名になっていたタケノコ族の中にも機動戦士ガンダムのモビルスーツに扮した人々が踊る姿が情報誌に掲載されたり、また1985年にはTBS放送がコミケとコスプレイヤーへの取材番組を、1989年にはテレビ朝日系列でコスプレランキングなどといった企画が放送されます。…こうして1991年には約200人程度だったコスプレイヤーは1994年には約6000人(4年で約30倍!)となり、1997年には約8000人に増殖するのです。

そんなコスプレイヤーに強烈な追い風が吹きます!1995年に半年間放送された「新世紀エヴァンゲリオン」が放送後に作品評価と内容論争によるブームが巻き起こり、やがて「劇場版・新世紀エヴァンゲリオン」が制作されると、ヤマト、ガンダムに次いで社会現象を巻き起こし第3次アニメブームを演出します。加えて2000年以降にはインターネットの普及と環境整備が急速に進み、自撮りした映像をYou tubeなどから配信するコスプレイヤーも続々現れコスプレの社会認知度は格段に上がっていくのです。

2003年にはテレビ愛知(テレ東系)主催の『世界コスプレサミット』が開催され、2006年にはサミットが大須・夏祭り内で開催!、国土交通省の後援を得たり、欧米や中国、タイ・ブラジルなどで海外予選が行われ外務省の協力まで取り付け今日では一大イベントとなっているようです。さらに2005年11月15日に挙式を挙げられた皇太子様の妹君である紀宮清子内親王が黒田慶樹氏との披露宴の際に着用なされたウエディング・ドレスが、なっ!なんと!!『ルパン三世・カリオストロの城』でヒロイン:クラリス姫が着ていたウエディング・ドレスを模したものであったと言うことには驚きです(元皇室の方までもが!)

…現在、日本国内のコスプレイヤー人口はおよそ10~12万人にも上っていると言われています。…江戸時代、芸妓の仮装に始まったコスプレのルーツが今日ではアニメやマンガ同様に世界で認知されクールジャパンの代名詞の1つにもなっているのですから凄いことです。……そんなコスプレイヤーの中でも昨今ネットや雑誌で何度も話題となっている美人コスプレイヤー『御伽ねこむ』さんをブログの締めにご紹介し終わりたいと思います。

今回も長いブログとなってしまいましたが、最後までお付き合い下さった方々、本当にありがとうございましたー(……それじゃ、またね)。