本日(3月15日)は、大相撲春場所(於:大阪府立体育会館)の8日目だが、昨日(3月14日)までの結果をもとに書いていく。
相撲については、テレビ観戦が中心で、(例によって)技術的なことは、ほとんどわからない。
(自分自身が、もともと運動音痴のせいもあるのだろう。)
ただ感じるのは、今場所における『大の里』『安青錦』(裏のスター?としての)『元照ノ富士(伊勢ケ浜親方)』の扱いの矛盾というか、『興行(もうけ)最大限重視』『外国人使い捨て政策(ないし体質)』の醜悪さみたいなものである。
それぞれ、全く別の話で、全部まとめて語るのは乱暴だと思う人ももちろん、いるだろう。
(だが、ここは、私の『主観』というか、一方的な『偏見』『妄想?』をもとに書いてゆきたい。)
一番、最近の話で言うと、昨日の取り組みが終わった時点で大関・安青錦(ウクライナ出身)は小結・熱海富士に(熱戦の末)上手投げで破れ、3勝4敗となった。
(01)安青錦の画像
今場所での『綱取り』の夢は、あえなく潰えたといえそうだ。
つい、この間まで、安青錦について、『神がかり?』というか『西洋から、大和魂を体現した力士が、突如、やってきた』といった『タイムマシン』と『場所転換?』の合わせ技のような、『神話が現代によみがえった』かのような扱いをしていたのだが、やはり、そうは『問屋が卸さない』ということのようだ。
(なお、こういう扱いは、『相撲協会』とNHKなど、『相撲業界関係者』が意識、無意識に『結託』して形成される。
よく、『オールドメディア』とか『ニューメディア』的な対立が云々されるが、こうした『テーマ・問題』については『オールド』も『ニュー』も関係ない。)
安青錦については、『外国人(特に白人)力士らしくない』『腰の体勢が低い』『下から攻め続けるのが良い』、ついでにいうと、『余分なことをしゃべらず、昔からの日本人力士のように、<一日一番>を繰り返すのが良い』などと言われてきたものだ。
しかし、今場所のように、連続して敗北し、しかも、安青錦の弱点を認識した各力士たちが、その弱点に向けて集中的に攻撃をしてきていることがわかると、『インタビューに一切応じない』という彼の姿勢は、単に、『逃げの姿勢』に過ぎなかったのか(それも、ある意味で、わかるが…)ということが露呈されてくる。
本人がどれだけ自覚していたのか、わからないが、ここでボロというか弱点が露呈して、変に『綱獲り』などできなかったのは、むしろ、『良かったのではないのか』という気さえする。
ちなみに、つい先日まで、『強い、強い』と評判だった横綱・大の里は、(ご承知のかたも多いかと思うが)今場所は、初日から『4連敗』で休場に追い込まれた。
(02)大の里画像
何やら、『相撲の取り方』を忘れてしまったかのような、『心技体』が全くバラバラの『自滅相撲』ばかりだった。
これでは、今後、休場明けで出てきても、(きちんと『立て直し』が出来ていなければ)昔の稀勢の里(現在は、年寄・二所ノ関ということで、田子の浦部屋付きの親方という身分らしい)みたいに、『混迷したまま』での引退に追い込まれてしまうのではなかろうかという気がする。
稀勢の里は、もともと他人を指導できるだけの力量や経験を積んでいないのではないかと感じる。
(03)稀勢の里画像
(これも、『稀勢の里』嫌いの書く偏見と受け止めてください。)
それに対して、面白いのは、ついこの間まで、『究極の悪役』というレッテルでも張り付けられて、『相撲界から永久追放』の汚名すら覚悟をしないとならないのではないかと案じられた元『照ノ富士』で、現在の伊勢ケ濱親方(杉野森・正山という日本名を持っている、34歳)に対する世間の見方である。
弟子の幕内・伯の富士(はくのふじ)に対する暴行事件が報じられた際は、『血迷ったか』とか、下手をすると、昔の琴光喜(愛子さまが、ファンだったとつたえられていた人気力士)みたいに、『永久抹消』さかのぼって、『すべての経歴抹消』『相撲界から永久追放』という扱いにされかねない、風のスキャンダラスな報道の仕方だった。
しかし、考えてみると、そもそも、ことさらのように『白鵬』と『照ノ富士』の対立をあおり、『モンゴル勢』を根絶したいというような、『外国人追放』の風潮をも感じてしまう。
その後、報道されていることを見ると、伯の富士ももともと酒癖が悪くて、誰か知らないが、有力支援者(たにまちという存在?)の連れの女性に対して、嫌がらせをしたりしていたという報道もある。
また、照ノ富士が注意をしてもやめずに、執拗に繰り返していたともいう。
なおかつ、照ノ富士は、『部屋のビルの改築』などがうまく進行せず、『資金繰り問題』などで心労が重なる状態だったともういう。
そうしたなかであれば、『ある程度』の暴力(多くの親方にとって、そういう場合の『手だしによる指導』というのは、『理性的なストップが困難』な状態にあるのではなかろうか?
そうであれば、『裁判』ではないが、状況は、極めて慎重かつ冷静、中立的に判断されるべきであって、いやしくも、これに乗じて、『自らの勢力争い』に利用しようなどという卑しい策動は、控えるべきではなかろうか?
しかし、『相撲協会』ならびに、その関連業界である、『メディア』とか『記者たち』『ネット関係者たち』の動向を見ている限りでは、そこには、『右』とか『左』とか関係なしに、『利害関係者』の大きな渦のようなものがあって、それらが、実に『不透明な動き』『大きな振幅でもって、右往左往している』という感が否めない。
そうした感覚を常に受けているので、私は、『照ノ富士』に対して同情的である。
そして、日ごろは、『玉鷲を筆頭とするモンゴル力士たちの奮闘』によって、場所の盛り上げに尽力をしてもらい、いわば『お世話になっている』のに、機会あらば『モンゴル勢は全員、母国に戻れ』とか、『もうモンゴルはいらない』などと勝手なことを、平気でうそぶく、『日本』と『日本人』の身勝手さに、愕然とする思いがする。
(これは、『日本』も『日本人』も平気で嘘をつく、『ちゃぶ台返し』をする、『ゴールポストを一方的に移動させる』という『日本人らしさ』を自ら覆す暴挙にほかならないという気がしてならない。)
そうしたなかでは、熱海富士などの動きが、『素直なもの』のように見える。
彼は、『照ノ富士』の指導に応えて、愚直に相撲を取り続け、ようやく、『旭富士』や『照ノ富士』の指摘した悪癖を修正して、『強い相撲』がとれるようになってきた(らしい)。
さて、今場所は誰が優勝するのだろうか?
また、他の業界の人たちは、誰が誰を応援しているのか、そうしたことを知ると、なかなか面白いところもある。
例えば、阪神タイガースの岡田彰布オーナー付顧問がNHKの7日目のゲスト解説者として登場し(その一部しか見ていないが)、なかなか興味深い解説をしていたようだった。