さて、都知事選の告示がされた。

昨日(6月22日)は、小田急線の『生田』駅の近くにある(昔の)陸軍第九研究所(通称『登戸研究所』の見学ツアーが、(川崎市民アカデミーの中の講座関連で)あったので参加してきた。

 

(01)ツアーの案内

 

(02)登戸研究所のパンフ

 

これについても、結構、面白い発見があったので、また別途、報告を書くつもり。

最近、北朝鮮が、韓国相手に、『人糞の風船爆弾』みたいなのを投下していて、『馬鹿か?!』と話題になっている。

 

(03)北朝鮮の記事

 

しかし、我が?『日本陸軍』も戦時中、この陸軍第九研究所で、さまざまな殺人兵器とか偽札づくりと並行して、アメリカに投下する『風船爆弾』を実際に作り、1万発以上を飛ばし、1000発近くが、実際に気流に乗って、アメリカ本土にまでたどり着くという『成果?』をおさめたので、『北朝鮮を笑い飛ばして、それですませる』というわけにはいかない。

 

ちなみに、この『風船爆弾』は当初、『細菌兵器』とかその他の『生物化学兵器』を積んで、アメリカにプレゼントする予定だったらしい。

 

(04)昔の風船爆弾の記事

 

ところが、仮に、この計画が成功するとアメリカが本気になって怒り出し、挙句の果てにその『倍返し』『10倍返し』『100倍返し』などをされると、かえってまずいことになりかねないというので、途中で断念したものらしかった。

 

しかし、『生物化学兵器』を搭載しなかった、現実のバージョンでも、しっかりと爆弾だけは積んで日本各地から飛ばしていて、その結果、アメリカ大陸にまでたどり着いて、市民を殺傷してしまった『風船爆弾』まであったらしい。

 

それは結局、アメリカの『東京大空襲』をはじめとする庶民に対する虐殺攻撃とか、広島・長崎の原爆投下についてのアメリカとか連合国の側の追加の『理由付け』を与えるだけで終わってしまったようでもある。

 

つまり、日本はアメリカの一般人に対して、『風船爆弾』による無差別殺戮を計画・実行するような野蛮な国だからこそ、原爆投下によって日本の徹底抗戦(本土決戦)の意欲を打ち砕くことが必要となり、その結果、連合国の側の『兵士の被害を最小化するのに成功したのだ』という論理である。

 

さて、昨日(22日)はこの『陸軍登戸研究所』の記念館が、明治大学生田キャンパスの構内に出来ているので、これを見学した後、近くの町田駅あたりで途中下車し、告示されたばかりの『都知事選』の状況を見物しようかと思った。

(町田市は、周囲はほぼ、神奈川県ばかりであるが、東京都の『飛び地』みたいな形で東京都下に位置している。)

 

(05)町田駅近辺の写真

 

何しろ、東京都知事選の立候補者のポスターの掲示板が、あまりにも『無秩序』状態にあると話題である。

 

(06)掲示板に関するニュース

 

(07)立花孝志

そもそも、あの『NHKから国民を守る党』by立花孝志という、『とんでもない政党』が、当選者が1名しかいないはずの東京都知事選に、24名も候補者をたて、しかもその候補者たちの『ポスター掲示枠』を第三者に転売(転貸)することを認め、それで資金稼ぎをしようとしているのだから、『選挙=民主主義』を茶化し、風化させるという『どうしようもない連中』である。

 

それに対して、有効に対処することができない『東京都選挙管理委員会』あるいは、その事務処理について相談に乗ったり、バックアップすることが仕事であるはずの、東京都の役人たちの『無能無策、無責任ぶり』も相当なものである。

(もしかしたら、小池知事にとっては、都知事選が『笑いもの』になって、本気で『どのような都政が必要なのか』『小池都政は、問題はないのか』といった論点が深掘りにならないほうが、彼女にとって『都合が良いのかもしれない』という気もしている。)

 

(08)都知事選の世論調査

 

今日あたりのニュースを見ていると、早くも小池氏が悠々と一位を独走状態だというような話も流れている。

たしかに、蓮舫さんは、相当(一部の有権者たちに)嫌われているようでもあるし、また、都知事選において、東京都政独自の政策とか公約というものを、それほどこまめに作成しようとせず、単に、(中央政治の対立点をそのままもってきて)昔の『革新』対『自公』という対立軸さえ掲げ、『東京から、中央政治を変えていこう』みたいな掛け声だけで、『選挙に勝てるかも』とかなり、『お気軽』に考えているようにも見えてしまう。

 

彼女は、一瞬、立憲民主を中心とする反自民の陣営?に『風が吹いてきた』と見られた時に、『立候補表明』した(しかも、『公約』などは、これから作るというスタンスだった)。

 

あるいは、小池氏の『カイロ大学』を巡る『学歴疑惑』を正面に掲げてさえいれば、それだけで相手に勝てると思っていたのかもしれない(それは『甘すぎる』という気がするが…。それに『文春砲』というのは、いつまでも小池氏のほうに向いているというような性格のものでもない)。

 

今回の選挙は、どちらにしても、私は神奈川県民(横浜市民)であって投票権もないし、東京都知事選は、青島都知事、あるいは石原都知事のころから、こういった『空中戦』ばかりやっていて、ある種の『劇場型政治』『劇場型選挙』であって、しかも、ますますその上(映)演されるコンテンツのレベルも劣化して言っているという気がしている。

(いま、どのようなレベルなのか等、興味がないこともないが、蓮舫氏、下手をすると小池氏はおろか、第二位、第三位あたりも他の候補にとられてしまって、ボロ負けする危険性もありそうな気すらしている。)