昨日(23日)の未明にアップしたこの記事の続きである。

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本当は、昨日の夕方から夜にかけて、続篇を書くつもりだったのだが、昨日は朝から横浜の中心部(みなとみらい線の『元町・中華街』駅から、山手西洋館→『赤レンガ倉庫』など)をカミさんと歩きまわっていた。

 

カミさんは、来週、台湾から友人がこちらに観光旅行で来るというので、その人たちを案内したいらしい。私も、ちょっと訪れたい企画展などがあったので、朝から久しぶりに歩き回った。

ところが、そもそも、『夜型の生活』になっていて、だいたい『相当の寝不足状態』でないと、朝から行動するのは無理である。

 

そういう状況が重なって、帰りはいつものように別行動で帰ってきたのだが、『寝不足』のために、昨夜は、記事の続きが書けなかった。

(ほかにも、要因はあるのだが…。)

 

それで、今、続きを書こうとしているのだが、一方では、『小池知事が、どうしようもない都政』をしていることなど、『周知の事実』のような気もして、あまり気持ちが(自分自身のなかで)盛り上がってこない。

 

(01)東京15区補選の立候補者たち

もっとも、今回の、東京15区の補選で、(もともと都民ファーストの会という媒介を通して)小池知事が全面支援する予定だった(『五体不満足』の著者)乙武洋匡(ひろただ)氏が、『ボロ負け』しようがどうしようが、それだけで小池都知事の政治生命が断たれたということには直結しない可能性がある。

 

(02)次期都知事選の日程

小池氏は、6月20告示、7月7日投開票の次期都知事選にとりあえず、出馬するだろうという気がしている(仮に小池氏が出馬しないということにでもなろうものなら、誰を候補者に立てるかで、与野党とも大騒ぎになるであろう)。

 

しかし、それと別個に、(前回の記事にも書いた)築地再開発プロジェクトで三井不動産・読売連合に決まったというニュースには驚いた(のも事実である)。

 

(03)築地に国際交流拠点の記事

そこでは、グループ11社に『朝日新聞社』まで入っていると、『読売新聞』の記事ではアピールしていた。

また、『東京新聞』なども、これは似たようなポジションに気分されがちな『朝日新聞』との差別化を図ろう(朝日新聞の読者を奪おう?)と考えての上でのことなのか、よくわからないが、次のようなネット記事を発信している。

 

(04)東京新聞のネット記事(朝日含まれていることを強調)

これに関連して、『朝日新聞社』のほうが、どのように報じるかに興味があったが、私は、神奈川で発行されている『紙の新聞』を購入することが多いもので、ほとんど関連記事が見当たらなかった。

 

(05)朝日新聞のコメント

ただ、どこかで、築地(もともと、『朝日新聞社』の築地本社があった)で『お隣さん』という事情があって、『協力』という位置づけで、プロジェクトに参加したといった記事を見た記憶がある。

(その後、どこで見たのかを忘れてしまった。)

 

ただ、どちらにしても、『読売新聞』の側は、『自信たっぷり』である。

(06)20日付の6面

(07)20日付の35面

『変幻自在のスタジアム』、『誰もが感動共有』などと書いているのは、まるで『スポーツ新聞』のノリであり、『感動強要ビジネス』という印象すら受ける。

 

自社の手掛ける事業はすべて正しい、そしてそれを選定してくれる『東京都』はいわば『重要な取引相手(ビジネスパートナー)』と考えれば、小池都政にイチャモンを付けるようなことは、『読売新聞グループ』にとっては、『会社に対する反逆罪』というような『あってはならない行動』ということになるのかもしれない。

 

『読売新聞グループ』がさまざまな事業を手掛け、そしてそれの範囲がまずます拡大するにつれて、『もともとの報道』『ジャーナリズムというビジネス』と相互矛盾をきたしているのではないか、と感じてしまう。

 

もちろん、これでもって、『小島敏郎氏の告発』が正当化されたとは必ずしも言えないかもしれない。

彼自身、『築地の再開発』などに関して別の利害を有する経済主体・政治勢力の利害を背負って、この間、報道されてきたような『学歴詐称疑惑』の告発を行ってきた可能性もある。

 

とはいえ、この間、全体として『都庁の記者クラブ』に所属する大手メディアは、小池都知事の『学歴詐称疑惑』の報道を取り上げてこなかった、というのは事実であろう。

そして、それが、『読売新聞グループ』に見られるような『極端な形』を頂点として、メディアが小池都政にからめとられていること(メディアが、『インサイダー的な存在』になりつつあること)がその背景にあるとしたら、まさに、(死滅させられつつある)『紙の新聞』を頂点として、『不幸な成り行きになってしまっている』という感じがする。

 

だれだって、わざわざ『紙の新聞』を購読して、そのために、『インサイダー的な情報(取り込まれた者の情報)』しか得られないとしたら、馬鹿馬鹿しいとしか思えないであろう。