本日(14日)はもちろん、『バレンタインデー』という全国のケーキ屋、チョコレート業者のかき入れ時であるが、それ以外に(私の住んでいる)神奈川県立高校の入試の実施日であることを思い出した。

 

毎晩、儀式のように、翌日のテレビ番組で『見逃したくない番組』があるかないかを確認して、めぼしいものの録画予約をするという作業を繰り返している。

 

それで昨夜、本日分の番組予定表を見ていると、地元の『神奈川テレビ』で午後7時から9時まで、『神奈川県公立高校入試問題解答速報2024 現役塾講師が生解説』というのがあったので、『ああ、明日なのか』と思った。

 

昼間、ネットで見ていると、次々と試験問題と解答が発表されたのがアップされていた。基本的に試験の実施時刻が過ぎると、そういった情報を公開しているようである。

 

私は、今年、名古屋市内に住んでいる孫娘二人が、それぞれ大学入試と高校入試に挑戦しているので、どういう問題が出されるのかに関心がある。

 

特に下の孫娘は、愛知県の公立高校に入るのが第一志望のようだが、公立高校の入試問題などというのは、一種のそのときどきの流行あるいは傾向性というものがあって、神奈川の試験問題は愛知の試験問題を予想・予測するうえで、『先行指標』的な意味合いがあると、前から感じていた。

 

それで、とりあえず、(全日制高校の)英語の『リーディング』と『リスニング』の問題と解答などをダウンロードしてみた(『リスニング』の問題は、英語の試験の冒頭部分で実施され、その後、『リーディング』の問題へと続いてゆく。また『リスニング』の問題については、音声ファイルとともに、音声の台本などもダウンロードが出来るようになっている)。

(写真がいろんな方向を向いていて、統一がとれていない。申し訳ありません。)

 

この部分がリスニングの関連。

 

『リスニング』の音声ファイルを聞いてみると、問題の指示を行っている部分(どの部分を見よとか、どこの回答のなかから選べといった指示をしている)は、日本人の女性と思われるような声の人が、吹き込んでいる。肝心の朗読とか、会話の部分は、ネイティブと思われるような人たちの声で吹き込みがなされている。

 

ネイティブの人たちの英語は、アメリカ英語の発音で、くつろいだ感じの自然な発声だったように感じた。

 

 

ここで、『チャイム音』のあとの部分が、『指示をつたえる』文章である。

 

ところが、指示を伝える文章を吹き込んでいる『日本人女性』らしき声は、明らかに緊張しきっている感じがそのまま伝わってきて、あまり聞きやすくない。聞く方に『緊張を強いる』ような話し方である。声も非常に冷たく、硬い感じで、正直、『もう少し何とかならなかったものか』と思ってしまう。

 

恐らく、もっとリラックスした声で、この部分が吹き込まれていれば、多少なりとも、受験者の平均点が上がっていたのではなかろうか?

(こんなのは、単純に『取り直し』をその場で行えば、それですむ話だったはずだと思うが、なぜ、こんなことになっているのか? 何かトラブルが発生していたのかもしれない。)

 

『リスニング』の問題内容そのものは、日本人が外国人の留学生を学校に迎えて、お互いに自国の文化を紹介し合うとか、一緒にどこかに出掛ける予定をたてる、そんな話が中心になっていて、まあ、割合平均的な出題だろう。

特に興味をひかれたのは、むしろ英語の『リーディング』の問題のほうだった。

(こちらは、より長文読解的な要素も含まれてくるので、問題の内容自体に対しても、興味を感じるところがある。)

(つづく)