昨日(19日)の夕方、JR新橋駅前の広場で行われた『れいわ新選組』の街頭宣伝活動を見ていた(参加していた?)のだが、それについて書く前に、本日(20日)先ほど、渋谷の映画館『ユーロスペース』で見たばかりの映画『新聞記者』について簡単に、紹介したい。


この映画は、6月28日から、上映されている。
現在では、イオンのシネコンでも上映されており、上映スクリーン数はかなりのものだと思う。
現在では、イオンのシネコンでも上映されており、上映スクリーン数はかなりのものだと思う。

これは、昨日(19日)の『東京新聞』夕刊の記事から。
映画の興行収入ランキングというのが出ていた。
『新聞記者』は、7月13、14日の実績では、順位は9位であり、その前の週の8位から落ちている。
それで、家のもっと近くに、イオンなどのシネコンはあるのだが、今日(20日)はあえて、渋谷の『ユーロスペース』で見た。
もしかしたら、シネコンでは、既に観客数は落ち込んでいるかもしれず、あまり観客の少ないスクリーンで見ても、気分はなかなか盛り上がらない。
『ユーロスペース』なら、恐らく人が入っているはずだと思ったからだ。
案の定、11時45分からの初回の上映で見たが、ほぼ満員だった。緊迫した雰囲気が、場内に漂っていた。
もっとも、このスクリーンの定員は100名程度に過ぎない。
(それから、『興行収入ランキング』の記事で、子供向き?の映画にマークを付けているのは、夏休みに孫と一緒に見に行く可能性もあるかも…、と思ったからだ。)

雑誌『キネマ旬報』7月上旬号は、この映画の特集記事を次のような書き出しで始めている。
(なお、この雑誌は、自分自身の文章を書いてから読んだ方が良いのではと思って、まだ読んでいない。映画を見た後に、近くにある東急百貨店のなかの『マルゼン&ジュンク堂書店』の売り場で、この雑誌を購入した。)
(なお、この雑誌は、自分自身の文章を書いてから読んだ方が良いのではと思って、まだ読んでいない。映画を見た後に、近くにある東急百貨店のなかの『マルゼン&ジュンク堂書店』の売り場で、この雑誌を購入した。)
<ある「医療系大学の新設」をめぐる極秘文書が新聞社に送られてくる。
これはリークなのか、それとも誤報を誘う罠なのか。
新聞記者はこの真相を突き詰めるべく取材を始めるが、そこに有形無形のプレッシャーがかかってくる……。
権力への忖度をせず、同調圧力に屈しない新聞記者と、内閣情報室で葛藤を抱えながら働くエリート官僚の姿を通して、「権力とメディア」、「ジャーナリズムの姿勢」、「組織と個人」、そして「日本の闇」をえぐり出す映画「新聞記者」。
本特集は、2019年6月、「映画こそ自由な表現を」の旗を掲げ、現在(いま)の社会に強烈な問題を提起する映画人たちの気骨に迫る。>
この映画は、『森友学園』『加計学園』事件あるいは『伊藤詩織さんに対する元TBS山口記者の強姦疑惑を官邸周辺がもみ消したとされる事件』で露わになった構造を、テーマにしたものである。
原案は、菅官房長官の記者会見において、質問を発し続けることで有名になった、『東京新聞』の望月衣塑子記者の名前が河村光庸氏(この映画のプロデューサー)とともに、映画のクレジットには出ている。
(監督は藤井道人というかた。)
こういった話は、映画を見る前から把握していたので、これはある意味では、『勧善懲悪の紙芝居』のような映画ではないかとも思っていた。
ところが、どうして、どうして、なかなかよく出来ている。
映画としての出来も良く、しかも、観客に対して『問題提起』をするようなつくりになっていた。
ただし、『森友学園』や『加計学園』などの事件を全く知らない人(例えばこの映画を外国で上映された場合に、それを見る外国人の観客)などは、この映画だけで内容を伝えきれるのか、彼らが『わかる』のかどうかというと、やや疑問に残る。
同様に、日本人であっても、これらの事件に対して、全く関心がない人(あるいは、これらの事件は、安倍首相を貶めるための『フェイクニュース』であると考えている人)などは、私自身と全く異なる感想を持つかもしれないと思う。
(つまり、心に響かないかもしれない。しかし、特に、これらが『フェイクニュース』だと思っているような人は、通常、このような映画を見に来ないのが、普通だろう。)
(つまり、心に響かないかもしれない。しかし、特に、これらが『フェイクニュース』だと思っているような人は、通常、このような映画を見に来ないのが、普通だろう。)
だが、いわば(それらの)『中間』に位置する大勢の人々(特にこれらの事件が、世間で話題になっていたころ、一度は、『おかしいんじゃないか』と思ったことのある人)は、この映画に引きつけられる可能性があると思う。
こういう映画は、あまり『筋』を書いたり、結末について、詳しく書いたりしないほうが良いのだろう。
それで、簡単に書きたい。

私が、特に印象が強かったのは、エリート官僚・杉原拓海(外務省から内閣府の内閣情報調査室に出向している)役の松坂桃李さんの演技である。
私はもともと、彼の映画やテレビドラマは、幾つも見ていて、広い意味では彼のファンといっても良いかと思う。
それを割り引いたとしても、高得点を彼に与えることができる。
第一に、この種の(日本においてはそれに出演することが、世間的に見て『マイナス・ポイント』を付けられてしまいかねないような)映画に出たこと自体が、評価できる。
それだけでなく、彼の演技(といっても、映画についてきちんと勉強も研究もしたことがないので、素人の感想に過ぎないが…)も非常に良かった。
もう一つ印象に残ったのは、(『東都新聞』社会部の)若手記者・吉岡エリカを演じた韓国の女優、シム・ウンギョンさんである。
(見る前は)最初は、なぜ、韓国の女優が、日本の新聞記者の役をやるのだろうかとも思っていた。
ネットの情報によると、日本の有名女優には、何人かに声をかけたのだが、『このような役を演じて、色がついてしまうこと?』を嫌って(女優本人の判断か、事務所の判断なのかはわからないが)軒並み、断られてしまったのだというような記事を見かけたこともある。
これが本当かどうかしらないが、(日本の芸能界?の体質を考えると)いかにもありそうな話ではある。
それで、シムさんの演技だが、彼女のセリフは、日本語ばかりである。
(『父は日本人、母は韓国人、育ちはアメリカ』というバックグラウンドを持つ新聞記者という設定になっている。)
(『父は日本人、母は韓国人、育ちはアメリカ』というバックグラウンドを持つ新聞記者という設定になっている。)
たしかに、日本語はうまいが、しかし、やはり韓国人の話す日本語といった『なまり?』が存在するのは否定することができない。
しかし、この映画の結末に向かって出現する、いわば全身を使って表現する彼女の演技は、『さすが…』と思わせるものがあった。
これまで、アメリカ映画で、こうした政治的テーマとか、メディアの関係を描いたものは、何本も見てきた。
だが、この映画は、日本の現実を踏まえながら、そうした映画にまさるとも劣らぬ迫力を帯びた作品になっている。
だが、この映画は、日本の現実を踏まえながら、そうした映画にまさるとも劣らぬ迫力を帯びた作品になっている。
この映画は、『今、見る』のが一番、良いと思う。
今後、参院選、衆議員選挙に勝利して、安倍政権がさらに長期化してしまうのか、それとも、結局、『4選』などは実現することができず、安倍首相は『見果てぬ夢』を実現できずに政権の座から降りてしまうのか、未来を予想することは出来ない。
だが、そうした『先の見えない』、まさに『閉塞感の漂っている』現在(いま)こそ、この映画は見るべきだろう。
(普段、外国映画ばかり見ている人も、この映画を見ると、『こんな日本映画もあったのか』という気持ちになるかもしれない。)
(普段、外国映画ばかり見ている人も、この映画を見ると、『こんな日本映画もあったのか』という気持ちになるかもしれない。)
まあ、『映画好き』である私が書くことなので、それなりに『バイアス』を含んではいるのだろうとは思うが…。
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