昨日(16日)も香港で『逃亡犯条例改悪反対』の大規模なデモがあった。
(台湾のテレビでは、結構、デモの生中継のようなことをやっていた。あれだけ人数が多いと、道幅いっぱいに人が揺れているのを見ると、何だか『軽い船酔い』みたいなものを感じてしまう。)

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これは本日(17日)付の『毎日新聞』の電子版である。
(台湾の新聞も、今住んでいるマンションの下に降りてゆけば、コンビニで売っているのだが、暑いせいもあって今すぐ、降りてゆく気はしない。)


<香港史上最大となる約200万人(主催者発表、警察発表は33万8000人)が参加した。香港政府は15日に改正延期の方針を示したが、市民は「撤回」を強く求めており、103万人が集まった9日のデモを上回った。>

<林鄭氏(香港政府トップの行政庁長官--引用者注)は15日、立法会で年内に審議を再開することは難しいと述べた。
香港メディアによると、来年7月までに採決できなければ改正案は廃案となる。>


来年の1月11日には(4年に1回行われる)台湾の次期総統選挙が予定されている。
香港政府のバックにある中国の習近平政権は、『香港を呑み込み、次は台湾を呑み込む』という政策をとっているのだろうから、逆に『あぶはち取らず』の状態になることを恐れている。

だから、事態がうまいこと展開してゆけば、台湾の総統選でも(中国共産党寄りの)中国国民党系の候補者が『総統の座』を奪還することを許さず、同時に、香港の『逃亡者条例改悪』を廃案に追い込んでいくことも可能だろう。
(それどころか、こうした事態の進展は、習近平氏にとっても、その『威信』に重大な傷が付くことになり、非常に好ましくない状況に追い込まれていくことになる。)


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それにしても、香港についての日本の報道を見ていると、時折、気になることがある。

これは、本日(17日)付の『産経新聞』の電子版であるが、<香港デモ「抗議の文化」定着 選挙で反映できぬ民意示す>との見出しが付けられている。

記事の本文にも、『限定的な選挙制度が取られている香港では、選挙では反映しにくい民意を表明する手段としてデモの文化が息づいている』とか、『香港は1997年の中国返還後も「一国二制度」で高度な自治が認められているものの、民意がそのまま政治に反映されているとは言い難い。……そうした環境下で、民意を直接示す方法とされるのがデモだ。』などと書かれている。


ある意味では、正しいことが書かれているとも言いうるが、しかし、日本ではこのことを、『香港では、民主主義が遅れていて、選挙が正しく実施されていないから、デモが必要とされている。』それに対して、『日本には民主主義が発達しているから、すべてを選挙出問えば良い。デモなどはさほど必要とされていない。』という風に解釈している傾向も結構、若い人たちの間にはあるような印象を受けている。


だが、それは正しいのだろうか?

私に言わせれば、日本では、普段、政治について表立って主張することがはばかれるような『風土』が存在している。

その結果、『労働組合』とか『デモ・集会』など誰かが公然と『顔出し』しなければ『参加』が認められないような活動は、総じて不活発である。

逆に、その結果(延長線上)なのか、選挙での投票率もますます低下して行って、投票できる年齢を18歳以上にまで引き上げてみても、逆に、『低下傾向』は変わらないというような状況まで生まれている。
(これは、18歳になるまで、学校教育のなかで、『オカミ=学校当局』ににらまれるようなことをしてはいけないという『習慣』が徹底的に仕込まれてしまったために、『自分の考えに基づいて、自由に投票する』ということの意味がよく理解できていないためなのではないかと感じる。)

香港に対して、『遅れているから、デモが必要になる』、それに対して、日本は『進んでいるから、デモなど必要がない』というような発想も、こうした『風土』の延長で生まれてきたものであろう。

だからと言って、若者への『選挙権の付与』によって、それを機会に全体の投票率が上昇するようなムードにも全くなっていない。


こうしたなかで、一体、どうすれば良いのか?

来月には、『参議院選』が実施される予定になっている。
(『衆参ダブル選挙』の可能性も、全くゼロになった、と言い切るわけにはいかないだろう。何しろ、ほとんど常に『解散のことばかり』頭のなかを占拠しているらしい、安倍首相のことである。『解散』について『嘘』をいうのは、むしろ『総理大臣のたしなみ』だと誤解している可能性が高い。)

安倍首相の支持率は、依然として『高い』という『世論調査』の結果が、報道され続けている。
(つづく)













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