昨日(8日)は、『統一地方選挙・前半戦』の結果で、麻生副総理や二階幹事長の持っている権力地盤に(若干)変動の兆しがあることを見てきた。
ところが、本日(9日)の新聞やニュースを見ると、安倍政権は既に『次の手』をうっているようだ。


これは、本日(9日)付の『産経新聞』と『毎日新聞』の1面。
どちらも、安倍政権が20年ぶりに一万円などの紙幣のデザインを変更するとのニュースが大きく出ている。
どちらも、安倍政権が20年ぶりに一万円などの紙幣のデザインを変更するとのニュースが大きく出ている。
(今回、これまで『反安倍系』であったはずの『毎日新聞』までが、大きくこのニュースを取り上げているようなのには、疑問を感じる。
『産経新聞』と並んで、『経営危機』の直面していると言われているだけに、『貧すれば鈍する』というか、『理想ばかり?』を語っていられない状況に陥りつつあるということだろうか?)
『産経新聞』と並んで、『経営危機』の直面していると言われているだけに、『貧すれば鈍する』というか、『理想ばかり?』を語っていられない状況に陥りつつあるということだろうか?)
『数年後をめどに…変える準備に入った』(毎日新聞)という話なのに、今の時点で麻生財務大臣兼副総理に記者会見までやらせて、発表するというのは、『新天皇の即位・改元』を機にした『日本はスゴイ』『明治はスゴイ』『日本は(何かが)変わる』キャンペーンの一環なのだろう。
(『首里城』をデザインにした、二千円札については、変更しないとのこと。)
(『首里城』をデザインにした、二千円札については、変更しないとのこと。)
それにしても、麻生財務大臣兼副総理にわざわざ出番を与えたかのような、今のタイミングでの発表には、安倍首相の『深謀遠慮』を感じる。
これは菅官房長官に『令和おじさん』の役をやらせて、今月、間もなく訪米させるという(あたかも)『安倍後継者キャンペーン』と軌を一にしているのだろう。
同時期に、麻生氏にも何か役を与えて、『後継者候補同士?』(まあ、麻生氏が『後継者』というのも、年齢や経歴を考えると、無理があるが…)を競わせるというのが、『キングメーカー』の位置を展望しながら、(さらに『総裁4選』の機会もうかがうという)安倍流の『政局ころがし』の手法なのだろうと感じる。
野党のほうも、ぼやぼやしていないで、最も何が望ましい対応なのかを、真剣に追求していかないと、立憲民主党も、国民民主党も、自由党も、共産党も全部まとめて、『軒並み沈没』してしまいかねない現実がある。
(それぞれが、『自分たちの生き残る道』を追求していれば、『漁夫の利』を得るのは、安倍自民党なのだろう。)
(それぞれが、『自分たちの生き残る道』を追求していれば、『漁夫の利』を得るのは、安倍自民党なのだろう。)
さて、今日の『産経新聞』には次のような記事も出ている。


これは、6、7両日に産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合同世論調査の結果である。
<政府が決めた「平成」に代わる新元号「令和」について「良いと思う」が87.0%を占め、「良いと思わない」の6.5%を大きく上回った。
安倍晋三内閣の支持率は前月比5.2ポイント増の47.9%。不支持率は6.1ポイント減の36.7%と改善した。
新元号への高い評価が支持率を押し上げたとみられる。>
安倍晋三内閣の支持率は前月比5.2ポイント増の47.9%。不支持率は6.1ポイント減の36.7%と改善した。
新元号への高い評価が支持率を押し上げたとみられる。>
このように記事のなかでは書かれているが、その質問項目を見ていくと、かなり露骨な、『世論誘導調査』であることが分かる。
『産経新聞』が発表している『質問と回答』を見ていくと、(質問項目は)次のようになっている。
<【問】天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位に伴い、5月1日に「平成」から新しい元号「令和」になる
《新元号の令和を良いと思うか》
《「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国であるように」との意味が込められた新元号は国民の理想としてふさわしいと思うか》
《「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国であるように」との意味が込められた新元号は国民の理想としてふさわしいと思うか》
《新元号の令和は書きやすいと思うか》
《令和は読みやすいと思うか》
《令和は読みやすいと思うか》
《令和という元号は意外だったか》
《日本最古の歌集「万葉集」という日本の古典から採用されたことはよかったか》
《日本最古の歌集「万葉集」という日本の古典から採用されたことはよかったか》
《普段、元号と西暦のどちらを使いたいか》
《元号制度も今後も続ける方がよいと思うか》
《元号制度も今後も続ける方がよいと思うか》
《令和の時代は平成よりもより時代になると期待しているか》
《皇位継承に合わせ、刑罰などを消失させたり、減刑したりする「恩赦」の制度についての考えは》>
《皇位継承に合わせ、刑罰などを消失させたり、減刑したりする「恩赦」の制度についての考えは》>
このほか、次のような問いかけも行っている(内閣支持の有無以外に)。
<【問】参院選に合わせた衆参同日選に賛成か
【問】参院選で憲法改正に前向きな勢力が参院の3分の2以上を占めるべきだと思うか
【問】安倍首相の後の首相には誰がふさわしいか
【問】自民党が連続4期目も可能となるよう総裁に関する規定を変え、安倍首相が続投することに賛成か
【問】安倍首相の地元と麻生太郎副総理の地盤を結ぶ道路整備に関し、「忖度した」と発言した塚田一郎氏の国土交通副大臣辞任について>
これらを見ていくと、令和への改元に関連して非常に多くの質問を行っていることに驚く。
このなかで、特に気になる点は、
<【問】天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位に伴い、5月1日に「平成」から新しい元号「令和」になる
《新元号の令和を良いと思うか》>
《新元号の令和を良いと思うか》>
といった質問の仕方をしているように、『天皇陛下の譲位』という、(天皇の希望が実現したという意味で)『良いイメージ』の話と、『新しい元号』をストレートに結びつけながら、質問が発せられている点がある。
そのほか、
《「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国であるように」との意味が込められた新元号は国民の理想としてふさわしいと思うか》
というように、ここまで説明を尽くしたうえで、質問をされると結局、安倍首相の言っている『令和に込められたイメージ』を前提にしての質問となっており、決して、『客観的、中立的な質問』とは言えない。
《「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国であるように」との意味が込められた新元号は国民の理想としてふさわしいと思うか》
というように、ここまで説明を尽くしたうえで、質問をされると結局、安倍首相の言っている『令和に込められたイメージ』を前提にしての質問となっており、決して、『客観的、中立的な質問』とは言えない。
《普段、元号と西暦のどちらを使いたいか》
《元号制度も今後も続ける方がよいと思うか》
という質問を、連続して聞いている(その結果、現在の元号制度は、あたかも『西暦』を使うか『元号』を使うか、自由選択の対象であるかのようなイメージを与えているが、役所の公文書の記入と時など、『元号』の使用を強制される場合も多い。
《元号制度も今後も続ける方がよいと思うか》
という質問を、連続して聞いている(その結果、現在の元号制度は、あたかも『西暦』を使うか『元号』を使うか、自由選択の対象であるかのようなイメージを与えているが、役所の公文書の記入と時など、『元号』の使用を強制される場合も多い。
《令和の時代は平成よりもより時代になると期待しているか》
と聞いているが、普通、『未来が良い時代になるかを期待するか』と問われれば、『期待する』と答えるのが一般的である(『期待する』と『予想する』とは異なっている)。
と聞いているが、普通、『未来が良い時代になるかを期待するか』と問われれば、『期待する』と答えるのが一般的である(『期待する』と『予想する』とは異なっている)。
さらに、『改憲』に関連して、<参院選で憲法改正に前向きな勢力が参院の3分の2以上を占めるべきだと思うか>と聞いているが、『改正』も『前向き』もともにプラスの意味の言葉であり、このような聞き方をすれば、一定のバイアスがかかるであろうことは、常識とも言える。
ともかく、ありとあらゆる手段を尽くして、『質問票』の設計者が、一定の方向に回答を誘導しようという熱意の込められた『世論調査』であることは、ほとんど明らかだと言えよう。
[https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
この記事が面白いと思われたかたは、上記URLをクリックしてください。
よろしくお願いします。