この記事の続きだ。


1日に2本も、奇妙な話題(一般的に言うと、『下劣な雑誌記事?』の話題)の話題を取り上げるのは気が引けるが、まあまとめてさっさと書いてしまった方が、良いかとも考えて書いている。

ただし、書きながら、どうも今回だけでは話が終わりそうもないという気がしてきた。
その場合、明日(21日)にでも、『後篇』を書くことになる。

(なお、以下に取り上げる話は、こまめにネットをチェックしている人ならば、ご存知の人が多いのではと思う程度の話である。

さらに、念のために書いておくと、私は今、台湾にいて、『週刊新潮』の電子版は海外では読めるようになっていないもので、ここで取り上げている『週刊新潮』の記事は、いずれも自分自身では読めていない。もちろん、紙バージョンも売っているところでは売っているのだろうけど。)


前回の記事で、花田紀凱氏が、いろいろ悩みながら原稿を書いていると書かれていることを紹介した(つまり、『今週くらい、この欄を書くのに悩んだことはない』と書いていた。もっとも、プロの『文章の書き手』であるから、本当は、楽しみながら書いていた可能性もある。あまり、真っ正直に受け取る必要はないだろう)。


ところが、実は、花田氏は1週間前にも同じような『悩み?』を吐露されていたのである。

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これが、ちょうど1週間前(5月13日)の『産経新聞』電子版の記事(花田紀凱の『週刊誌ウォッチング』)である。
その内容を紹介すると、次のようになる。

<近年、週刊誌の記事で、これほど驚かされたことはない。

『週刊新潮』(5月18日菖蒲月増大号)のトップ「『警視庁刑事部長』が握り潰した『安倍総理』ベッタリ記者の『準強姦逮捕状』」。

この欄でも何回か紹介し、今月号の月刊『Hanada』にも登場いただいている山口敬之さん(元TBSワシントン支局長)に〈準強姦の嫌疑をかけられ逮捕寸前だった過去がある〉というのだ。

総理にも近い、有能なジャーナリストで、物腰も至って穏やか、弁舌も爽やか。にわかには信じ難い話だ。
告発したのは〈海外でジャーナリスト活動を展開する27歳の女性〉。“事件”は2年前の2015年4月。かねがね就職の相談をしていた彼女、山口さんが一時帰国した時、一緒に食事をした。ビール、ワインなど飲んだ後〈「記憶がないんです」〉。で、ホテルに行ってレイプされた……。

5日後に彼女が告発。逮捕状が出て6月8日帰国時に成田で逮捕予定だったが、刑事部長からストップがかかり……というのが記事の概要。

密室内の詳細については不明だが、むろん山口さんは彼女の訴えを全面的に否定している。
この記事の一番の疑問は、彼女がなぜ、今になって2年前のことを告発したかという点だ。
小欄が取材したところでは、数カ月前から、左翼系の何人かの男たちが、この情報をメディアに売り込んでいたという。

 山口さん自身はフェイスブックで3点に絞って、とこう書いている。
〈・私は法に触れる事は一切していない。・当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている。・この過程において、私は逮捕も起訴もされていない〉

 それにしても4月27日号の『新潮』で中川俊直代議士を告発した47歳の〈別嬪(べっぴん)さん〉といい、怖い世の中になったものだ。(略)>

上記の記事は、ほとんど元の文章そのまんまの引用である。
なお、ここで問題にされている、『週刊新潮』の号の新聞広告(『朝日新聞』デジタル版・5月11日付に掲載)は、次のようなものである。

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この花田氏の文章でうかがえることは何か?

まず、『近年、週刊誌の記事で、これほど驚かされたことはない』としていること、つまり、この事件について、週刊新潮の報道以前に『聞いたこと』があったのか、については触れていない。

『にわかには信じ難い話だ。』などとしているが、ならば調べれば良い。いちおう、月刊『Hanada』編集長と名乗っており、首相官邸ともパイプがありそうだから、調べられない話ではないだろう。

実際、『この記事の一番の疑問は…』とか、『小欄の取材したところでは…』などとして、反論じみたことを書いている。
『小欄の取材したところでは』というのは、花田紀凱氏ご本人ではなく、何らかのスタッフが動いたという風に読める。


それにしても、『数カ月前から、左翼系の何人かの男たちが、この情報をメディアに売り込んでいたという』とは、妙な話である。
古巣の『週刊文春』もまた、売り込み先であった『メディア』の一つなのか…。

花田氏自身の指摘とは異なり、この記事の『一番の疑問は』警視庁刑事部長が事件のもみ消しに関与したという点である。

しかも(ネットメディア『リテラ』によれば。なお、『リテラ』の記事は『週刊新潮』の記事に基本的に依拠したものだと思われる)警視庁の中村格刑事部長(当時)が逮捕状の執行にまったをかけたという。

中村元刑事部長は、現在、警視庁の組織犯罪対策部長を務めており、第二次安倍政権発足の際には、菅官房長官の秘書官を務めていた警察官僚である。


そもそも、山口敬之という人自身が、安倍首相のPR本『総理』を幻冬舎から出版して、(TBS記者から)評論家デビューを果たした人物である。
一体、どういう仕組みで、『事件のもみ消し』がはかられたのか?

そして、そのような『事件ネタ』の持ち込みに対して、なぜ、『週刊新潮』があえてそれを取り上げたのか?
そうした点こそが、今の『安倍一強』の背後にあるものを、あぶり出すかもしれない『追跡調査』であろう。

もっとも、山口氏と同様に、『安倍首相の太鼓持ち?』にしか見えない花田紀凱氏に対して、そのようなことを求めるのは、ヤクザに対して、『親分の首』を取れと求めるようなもので、無理だというのは、百も承知だが…。
(つづく)






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