『第25回 TAMA CINEMA FORUM 映画祭』の初日(11月21日)の映画上映ならびに、『第7回TAMA映画賞授賞式』に関する、この記事も今回(第6回)でもって、『最終回』としたい。


授賞式の最後に、『最優秀作品賞』の『海街diary』の是枝裕和監督が登壇した(もう一人の受賞者である『きみはいい子』の呉美保監督は、すでに授賞式の冒頭に登場し、挨拶をすませている。

この『TAMA映画賞』の特徴に、市民ボランティアたちで『実行委員会』を構成し、その合議で、審査決定を行うということがあるらしい。
具体的にどのようにやるのか、分からないがそのようなことがパンフレットに書かれている。

ちなみに、この『TAMA CINEMA FORUM』というのには、『TAMA NEW WAVE』という、いわば新人の登竜門のような部門があり、こちらも応募130作品の中から5作品が、コンペティションに参加資格を得たが、これもまた実行委員たちの議論の中から選ばれたという。

この『TAMA NEW WAVE』コンペティションのほうは、明日(28日)に候補作5作品の上映と、授賞式が行われる。
このうち、『グランプリ』というのは、『実行委員による審査結果、ならびにコンペティション当日の一般審査員50人による投票結果の合計点で決定する』という。


実は私もネットで、この『一般審査員』というののの公募をやっていたので、応募してみたら当選した。
印象として、基本的に応募した人は(ほとんど?)そのまま当選するような感じだった。

明日(28日)はこの『一般審査員』の投票も行わなければならない(具体的にどのように投票するのかは、明日、説明を受ける)。

(なお、この『一般審査員』をやると、明日のコンペティンション参加作品上映会と授賞式の入場券=前売り1200円は無料になる。)


さて、話が脱線したが、『TAMA映画賞』では一般市民の実行委員による運営のせいであろうか、受賞作品や受賞者については、『受賞理由』が表彰状に記される。
(これまで、この受賞理由を紹介してこなかったが)『最優秀作品』の『きみないい子』の『受賞理由』は、次のようになっている(映画祭のパンフレットに書かれている)。

<現代に生きる痛みと微細な心の震えを多面的に描くことで登場人物に寄り添い、彼らが他者との関わりを通して閉塞した日常に小さな光を見い出すさまは、等身大の救いとなる一歩前に踏み出す力を観客に与えてくれた。>

また、同じく『最優秀作品』の『海街diary』については次のように書かれている。
<家族や友人との別れや死によって新たな関係が築かれていく時の移ろいを、四姉妹と町の人々の日々の営みをとおして描き、人生がほろにがくも素晴らしいことを深く響かせてくれた。>

このような『受賞理由』のまとめ方には、あるいは反発を感じる人もいるかもしれない。
だが、(映画を見ているせいか)何となく分かったような気がするから不思議なものだ。

一般の人が中心の実行委員会による選考の場合、このような選考理由みたいなものを残しておくことは、必要なのかもしれないと感じた。

さて、是枝監督の挨拶は、実はメモが残っていないので、省略する。ネットの映画関連のニュースを見れば、何らかの形で触れられているかと思う。
ただ、この『海街diary』という作品、意外といろんな見方ができる映画のような気がしている。
そういう、複数の見方を許容するというのも、優秀な作品として人とされるためには必要な条件なのであろう。


授賞式が終わったのは、午後6時半過ぎだった。
そのあと、18時50分から映画『あん』の上映が行われた。

『あん』は以前に見た人も多かったのかもしれない。授賞式が終わったら、何割(2~3割?)かの人は帰ってしまったようだった。
映画『あん』は、ちょっと訳ありのストーリーがある話だ。

差しさわりのなさそうな範囲で、パンフレットに記載されていた、『ストーリー』のそのまた一部を紹介する。
<どら焼き屋で働く、雇われ店長の千太郎(永瀬)の前に1人の老女・徳江(樹木)が現れる。店で働きたがる徳江にどらやきの粒あん作りを任せると、その美味しさに店は大繁盛。しかし…>
という話だ。

なかなか美しく、しかも、いろいろ考えさせるところのある映画だった。
妙に『主張』を押し付ける風でもない、というところが、また良かった。

今回、初めてこの種の映画祭というものに参加したが、映画というものへの(私の)関心を再び呼び覚ませてくれ(映画の新たな可能性を気づかせてくれる)るようなイベントだった。





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