NHKは、今日(30日)の午前中から国会中継をやっている。
安倍内閣が、自民党議員を総動員して、『ていねいに説明(反論)する?』と方針を変えた途端に、連日のように国会中継を行うのだから、あきれはてたものである。

しかし、この中継時間拡大は、安倍首相の意図・思惑に反して、国民の疑問つまり『安保法案って、おかしんじゃないの?』『アベさんって、大丈夫なの?』という疑惑を拡大するだけであろう。

また、こうした放送を機に(夏休みのため、中学生や高校生でも見ている人がいるかもしれないし)、『政治』のことを話題にする国民も増えていくことだろう。


今日は、90歳の母親が昨日から入院してしまったために、また午後から出かけなければならない(基本的に身体の具合が悪いのは間違いがないが、現状どの程度悪いのかはよくわからない)。

でも、今朝はうとうとしながらも、テレビの中継を見ていた。
そこで感じたこと。

森まさこ議員という、特定秘密保護法制定の時に、『活躍?』した自民党議員が質問にたった。
福島の女性の代表のような顔をして、女性たちの疑問に答えてほしいといって安倍首相に質問していた。

そして、安倍首相の『徴兵制は決してない』という説明に対して、安心した、野党の言っていることは嘘ばかり、安倍首相が福島原発事故直後から、何度も福島に入り、最もこの問題に熱心な政治家というイメージをふりまこうとしていた。

森まさこ議員が、今日、質問に立つことはいつから決まっていたのか知らないが、『安倍首相』=『福島原発事故解決に熱心な政治家』というイメージ操作は、昨日の山本太郎氏の質問が効いていて、その効果を打ち消すために行っているような印象を受けた。

それにしても、安倍首相の『徴兵制否定』の発言に対して誰が、直ちに納得するのだろうか?
『G7』では徴兵制を廃止していることをもって、現代の戦争では『徴兵制は必要ない』という根拠のしていた。
だが、『G7』とはどこなのか?

これはいわゆる『先進7か国』であり、(ウィキペディアでは)フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7か国をいう。
アメリカ、カナダとあとはヨーロッパの4か国である。
なぜ、この(日本を含む)7か国のことだけを切り離して、世界の潮流と言えるのか?

ヨーロッパで、このような流れが広がっているのは、EU(ヨーロッパ連合)という試みが(さまざまな問題を抱えながら)ここまで拡大してきたことと関係している。

アジアでは、ヨーロッパのような試みは、なされていない。むしろ、日本、中国、韓国、北朝鮮などがそれぞれの計算でもって緊張激化あるいは緊張維持政策をとっているのが現状だ。

朝鮮半島では、朝鮮戦争の『休戦』が続いているだけである。
中国は志願兵と懲役制を並立させているらしい。韓国も同様である。
北朝鮮は10年の兵役義務があるという。台湾にも男子に1年の兵役義務があるようだ。

アジアにおいては決して、『懲役制』など過去の遺制であるといいうるような状態ではない。日本の自衛隊は、募集に際し、高い倍率を誇るといっているが、『安保法制』による自衛隊の任務の変質が、広く知れ渡れば、今後どうなっていくかわからない。

現に一昨日であったか、国会の論議で『ヒゲの隊長』こと佐藤正久議員が、安倍首相に対して、亡くなった者に対する勲章のレベルを上げてほしい、それから亡くなった人に対する補償金を増額してほしいと訴えていた。
結局は、名誉(勲章)とカネでしか、死者に対して報いる道はない。

死亡した後、靖国神社にまつられることに対して、抵抗感を感じる自衛隊員あるいは遺族も出てくることだろう。

このような状況で、『法的安定性なんて関係ない』という安倍内閣あるいは、その(さらに劣化した)後継者たちが、『約束を必ず守ってくれる』などと考えるほうがどうかしている。
『安全保障環境』が変われば、いくらでも彼らのやることは変わるのだ。

だから、『安保法制』が通れば、必ず『徴兵制』が導入されるとは言い切れないが、政府としては多様な選択肢の中の一つとして、『徴兵制』を残しておくということは、考えられるであろう。
今朝の審議で(うとうとしながら見ていたら)印象に残ったもう一つのこと。



安倍首相は、礒崎陽輔総理補佐官に何か、弱みでも握られているのだろうか?
安倍首相が一生懸命に、『安保法制』が『違憲』などというのはとんでもない、『合憲』だとあくまでも『法的安定性』を主張しているのに対して、『法的安定性など関係ない』と百田尚樹氏なみに、言いたい放題の講演をしている。

おまけに、安倍首相は面と向かって、礒崎氏に注意をすることができないようだ。菅官房長官を通じて、あるいは『電話など』で注意をしたと答弁している。
(『電話など』って、なんだ。メールのことか?)

おまけに、一昨日は、新聞の『首相動静』によれば、6時34分から2時間近く、東京・赤坂の洋食店『赤坂津つ井 総本店』というところで、会食をしていたらしい。20人近くが参加していたという話もある。

そこから出た直後に、礒崎氏は赤ら顔でテレビカメラの前に立ち、悪びれた様子もなく、安倍首相から『法的安定性うんぬん』についての、指摘はなかったと言っている。
また、安倍首相自身も、この場は、大勢の人がいた場であって、『注意をする』などのような場として相応しい場ではなかったというような答弁をしている。

では、いったい、この場で『安保法制』の進め方について、どんな話をしていたのか?
安倍首相と言うのは、他人を注意できるようなことができるような人物ではないのだろう。

『法的安定性』などどうでもいい、というのは、安倍首相自身の考えの表れとしか思えない。
『法の支配』でもって、中国と対峙すると主張している安倍内閣が、立憲主義を否定し、『法的安定性』などどうでも良いというのだから、中国の共産党政府と似たり寄ったりの体質である。

ますます、そういったことが露呈しつつあるだけである。
このまま、安倍内閣が『延命する』などということが仮にあるとすれば、それこそ大変なことになるだろう。




[https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
 
 にほんブログ村のランキングに参加しています。
 この記事が面白いと思われたかたは、上記URLをクリックしてください