日(24日)、6月15日に亡くなった父の遺産相続の関係の打ち合わせで、実家に出掛けた。
97歳で亡くなった父は、何事に対しても用意がよくて10年以上前から、『遺言書』を作成して、信託銀行に『遺言執行』の依頼をしていた。

『遺言書』を見るのは、初めての経験だったが、『公正証書遺言』の形式だった。


信託銀行から行員が2名、自宅にやってきた。
認知症の母親は、昨日は、全く『妄想』を口にしなかったので、銀行員は母親が認知症だと気が付かなかったようだ。

法定相続どおりの内容だったのだが、母は『2分の1』の相続を受けたことで、自分の働きを『お父さんに認めてもらった』とうれしそうにしていた。


さて、昨日、実家に行ったおりに、新聞2紙をもらってきた。
というのは、この家では、『日経新聞』と『読売新聞』を、購読している。

別に年寄りが『日経新聞』をとってもさほど読まない(父を含めて)ようなのだが、昔、父が(中小企業の)経営者をやっていた名残でそうしていた。

ただし、亡くなる何か月か前からに、どういうわけか、この2紙が『朝日新聞』に切り替わっていた。
新聞販売店に苦情の電話をしようかと思ったが、母親が、私が『苦情の電話をかけること』を非常に嫌がるので(これも『妄想』の一種)やめていた。
なぜか、父親が亡くなる直前か直後あたりに、また『日経新聞』と『読売新聞』に戻った。

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これは、昨日の『朝日新聞』(自宅で購読しているもの)の1面。『日経新聞』がイギリスの経済紙『フィナンシャル・タイムズ』を買収するという話。
随分、大きな記事になっているのにびっくりしたものだ。



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こちらは、『日経新聞』自体に掲載されている記事。
自宅から、この新聞もらってきたのだが、昨日、雨が降っていたので、自宅まで運ぶ途中に濡れてしまった。


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こちらも、実家でとっている『読売新聞』に掲載されていた記事。
(下のほうに、この記事が出ている。)

『朝日』と比べるとかなり、小さな扱いだ。この差は、何なのだろうか?
『朝日』は、自らが買収や連携を仕掛けるつもりがあるということだろうか?

(ひょっとして、いつの間にか、『日経新聞』とグループ統合して、『読売新聞』を抜き返すというような『構想』もどこかで進んでいるのかもしれない。

あるいは、逆に、『読売新聞』が『日経新聞』とグループ統合するようなことも考えられるのかもしれない。何でもありの世界では?という気がする。)


『日経新聞』と『読売新聞』は、どうせ、母親が読まないだろうと思って、もらってきてしまったのだが、新聞がなくなっているのに気が尽きたら、『また、盗んでいった』と怒っているかもしれない(認知症の患者は、大抵、モノが盗まれたと騒ぐ人が多いようだ)。
本当は、(母親対策ということで考えると)あまり新聞を持って帰らないほうが、良いのだが昨日は、ちょうど良いと思って持って帰ってしまった。


さて、この『日経新聞』の『フィナンシャル・タイムズ(FT)』買収の話。
『日経新聞』自体は、次のように報じている。

『メディアブランドとして世界屈指の価値を持つFTを日経グループに組み入れ、グローバル報道の充実をめざすとともに、デジタル事業など成長戦略を推進する。読者数で世界最大の経済メディアが誕生する。』

それに対して、『朝日新聞』は次のような解説を加えている。

『日本経済新聞社が英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を買収するのが、国内の新聞紙上が人口減少に伴い縮んでいるからだ。今後、アジアを就寝に国際的なデジタル戦略を加速させるとみられる。日本語という壁が作り出す狭い市場の中でシェア争いをしてきた同業他社は、衝撃を受けている。』

この『衝撃を受けている』という表現は、『朝日新聞』自体が『日経新聞』の同業他社であることを考えると、何やら、奇妙な表現である。
『朝日新聞』自体は、どのような『生き残り』構想を持っているのだろうか?


ところで、この『フィナンシャル・タイムズ』という新聞、私が中国から帰国してから、2年半になるが、よく日本で聞く新聞名である。評判が良いといってもいいのだろう。
ネットで、少しFTの記事を読んでみようと何度か、トライしたが、たしかにその範囲でいうと、日本の新聞に比べて、『突っ込み』が鋭いという印象を持ったという記憶がある。

昨日の『朝日新聞』の論調は、『好意的』というか、自らもこうした『合併』に関与したがっているような雰囲気を感じるものだった。

今朝(25日)の『朝日新聞』を見ると、『FT変質に懸念も』という見出しで、次のようなことも書いている。

『ただ、欧米メディアには、大企業の不祥事に鋭く切り込むFTの編集方針が変質するのではないかとの不安もある。

24日付の英ガーディアン紙は社説で、「(金融犯罪は)日本では被害者不在の犯罪と捉えられがちだ。英国や米国では株主が何よりも重要だ」としたうえで、オリンパスの粉飾決算事件に対する日経の追及が甘かったと指摘した。

米ウォールストリート・ジャーナルも23日、日本メディアの企業文化について「企業や政府機関を敬う傾向があり、多くの面で欧米メディアと違う」とした。(略)』


ここは、『企業や政府機関を敬う傾向』などと、おとなしい表現をとっているが、ずばりいうと『ちょうちん記事』ばかり書いて、迎合し、『大企業』や『政府』の『下請機関』の役割を果たす傾向が顕著である。

特に、『日経新聞』は大企業の決算内容や企業戦略、あるいは政府の特に財務省や経済産業省の政策等について、リークしてもらったものをそのまま書くということを昔からやっている。

最近では、『福島原発事故』以降の原子力エネルギーに関する記事、あるいは『アベノミクス』に関する記事など、まさにその見本みたいなものだったのではなかろうか?
『東芝』の『粉飾決算』についても、それを警告するような記事を果たして、昔から書いていたのかどうか?
逆に、最近辞職した『3代の経営者』などを褒め称えるような記事ばかり書いていたのではなかったか?


このような疑惑を感じるのでは、果たして、『日経新聞』が『FT』を買収したとしても、それは黒鳥が白鳥を買収するようなもので、『シナジー』(相乗効果)を挙げらるかどうか、疑問に感じている。
ある意味で、中国の『人民日報』新聞グループがFTを買収するのに、近いような話ではなかろうか?

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それで、この本を読み始めた。
これは、先日、近所の『ブックオフ』が閉店セール(80%引き)を始めたので、かなり『衝動買い』気味に買ってしまった10数冊のうちの2冊。

高杉良という作家が、『日経新聞』をモデルに書いた小説『乱気流--小説・巨大経済新聞』(2004年に刊行のものをその後、文庫化)である。

昨日、少し読み始めたが、文章がかなり粗雑なのと、『リクルート事件』のことが『リクエスト事件』などと表記してあって(『日経新聞』は、『東京経済産業新聞』になっている)、あまり読みやすくはない。それに話が古すぎる。

この高杉良の小説もそうだが、『日経新聞』は、よく『名誉棄損事件』と称して、『日経新聞』について書かれた本の記述内容に関して、出版社や著者を訴えている。

高杉良氏の小説の場合は、2007年に東京地裁で、一部、名誉棄損が認められているようだが、ともかく『クリーンな新聞』というイメージの新聞社ではない。
果たして、黒鳥は白鳥を買収して、イメージを刷新することができるのだろうか?





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