靖国神社と千鳥が淵戦没者墓苑に行ってから、その後、神保町まで歩いた(地下鉄の一駅分だが、比較的近い)。
 
神保町で喫茶店に入ったり、書店で憲法関係の本を二冊ばかり買ったりした。
どちらも近所の書店では置いてなさそうな本だった。
 
それでそろそろ帰ろうかと思って、すずらん通り(三省堂書店の裏の通り、東京堂書店とか内山書店などがある)を歩いていると次のような光景に巡りあった。
 
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どうやら、いわゆる『右翼団体』の宣伝カーに対して、機動隊が阻止線をはり、『右翼団体』の側でそれに対峙してぶつかっているようだった。
 
機動隊の側は、『警察官の職務執行を妨害すれば、公務執行妨害材で逮捕するぞ』と警告しているようだった。
また『右翼団体』の側は何か、言い分があるようだった。
 
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その後、白山通りでこのような光景を見た。
それで、『右翼団体』の側ががんがんマイクで主張していることを聞いて、彼らの言い分はわかった。
 
彼らの『言い分』によれば、
『靖国神社参拝』に反対し、『靖国神社解体』などを叫ぶ、『反靖国』のグループがこの日、抗議デモを予定しているらしかった。
彼ら『右翼団体』は、このようなデモが『許されない』と考えて、何やらちょっかいを出そうとして、宣伝カーを何台も連ねて走らせていたらしい。
 
このことに対して、機動隊の側では、『反靖国』のグループのデモとの衝突の危険性がある、あるいは『反靖国』のグループが認められたデモの権利を侵害するおそれがあるということで、両者の接触避けるために、『阻止線』を張っているようであった。
(そもそも『右翼団体』の側が、対抗デモ?を申請していたのかどうかはわからない。)
これに対する『右翼団体』の主張が、ある意味で『傑作?』である。

彼らによれば、『反靖国』のグループは、非国民であり売国奴であるらしい。
そして、そのようなものに対して、デモの権利など認めるべきではない。
むしろ、機動隊こそ、彼ら『右翼団体』とともに闘うべきではないかという主張である。
機動隊に対して、『不当な』上官の命令などきくなと言う。
一人一人の頭で考えて、非国民・売国奴のグループを守るような行動などやめよと主張する。
 
これだけなら、まあ、彼らのような考え方をして、『言論の自由』『表現の自由』などに全く価値をおかないとすれば、そのような『主張』もまったく成り立ち得ない、ということもないかなという『頭の体操』はできる。
だがもちろん、本来は『言論の自由』『表現の自由』を重んじるべきなのであり、こういう考え方はアウトであろう。
だが、彼らはよほど『警察権力』に対するうらみでもあるのか、時に、『おまわり』『三下』呼ばわりするような罵倒を含んで、機動隊に対して呼びかけるので、それまでの『一見筋が通っていそうな話』も、あまり説得力はない。
しかし、機動隊も、実際のところやりにくいだろうなと思う。
 
『戦後レジーム(体制)からの脱却』を叫ぶ(私のこれまでの記事で『戦後レジューム』と書いてきたが、どうやら『レジーム』の間違いのようだ)安倍氏のような総理大臣の下で働く機動隊、警察官らの公務員、彼らにも同情を禁じえない。
 
そもそも、安倍氏のいうことは、一体、どこからどこまでが否定すべき『戦後レジーム』なのか?
今後、警察や機動隊は、これまでの何を受け継ぎ、何を否定すべきだというのだろうか?
こういったことで、迷っている人もいるかもしれない。
 
このように『よくわからない』ことを叫び続ける『内閣総理大臣』にも困ったものである。
総理大臣の叫ぶ、毒に満ちた言葉が、やがて日本の体制全体に降りかかってきそうな気がする。
 
 
 
 
 
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