昨日(10月11日)の夜、日本時間午後8時(中国時間午後7時)、今年のノーベル文学賞が発表になった。
莫言(モーイエン)氏が受賞した。
莫言(モーイエン)氏が受賞した。
私は、ノーベル賞のサイトというものがあって、そこで、受賞者発表の生中継をやるらしいということを知って、発表時刻の前から、パソコンを見ながら待機していた。
村上氏、莫言氏、どちらが受賞してもいいというような気持ちだった。
ただし、第三者の可能性もかなりあるのでは、という気もした。
ただし、第三者の可能性もかなりあるのでは、という気もした。
ちょうど発表時刻になったので、生中継の動画を見ようとした。
ところが、その部分だけ、うつらない。
ところが、その部分だけ、うつらない。
ネットへのアクセス禁止の状態みたいになってしまう。
おかしいな、と思った。
あるいは、アクセスが集中したせいなのかもしれない。
あるいは、アクセスが集中したせいなのかもしれない。
何分かしたら、またノーベル賞のサイトが表示されたが、次のような画面になっていた。

これで、莫言氏の受賞を知った。
ちなみに、日本のサイトのニュース、例えば、ヤフーニュースなどはなかなか結果がアップされない。
これは、実質的には、産経新聞などからのコンテンツを配信しているだけのことのようだ。
これは、実質的には、産経新聞などからのコンテンツを配信しているだけのことのようだ。
そうであれば、『村上氏受賞』『莫言氏受賞』『第三者が受賞』の3パターンくらい配信予定原稿をつくっておいて、さっさと配信すれば良さそうなのに、そういうわけにもいかないようだ。
やっと、ニュースが出たのは、15分後だったのか、30分後だったのか、よく覚えていない。
やっと、ニュースが出たのは、15分後だったのか、30分後だったのか、よく覚えていない。
中国のテレビでは、夕方のニュースの時間帯である。
CCTV(中国中央テレビ)のニュースを夜7時からやっているが、これは、『大本営発表』みたいなニュースばかりであるから、報道しそうな感じはしない。
(もしかしたら、どこかで、キャスターが一言コメントしたかもしれないが。)
CCTV(中国中央テレビ)のニュースを夜7時からやっているが、これは、『大本営発表』みたいなニュースばかりであるから、報道しそうな感じはしない。
(もしかしたら、どこかで、キャスターが一言コメントしたかもしれないが。)
何しろ、この番組、最近は来月の18回党大会に向けた話ばかりやっている。
ここ10年間(現指導部のもとの2期10年)で、どう生活が改善されたか、その『数字』などを追いかけるようなニュース(といえるのかどうか)ばかり流している。
その路線の一環として、『あなたは、幸福ですか?』という質問を、街頭で行うというような企画もある。
これは、当然、『不適切な回答』をする人物の映像などは、流しやしない。
ともかく、わかりやすいニュース番組?ではある。
結局、昨夜、このニュースをとりあげた番組は、昨夜、3つ、4つ見た。
一つは、夜、8時からの『東方時間』という報道番組。
もう一つは、同じく、夜、8時からの英語チャンネルのニュース番組。
最後に、夜、9時半からの人気キャスターの白岩松氏がとりしきっている、『1+1』という報道番組である。
一つは、夜、8時からの『東方時間』という報道番組。
もう一つは、同じく、夜、8時からの英語チャンネルのニュース番組。
最後に、夜、9時半からの人気キャスターの白岩松氏がとりしきっている、『1+1』という報道番組である。
どれも、CCTV(中国中央テレビ)のチャンネルの番組である(何せ、CCTVはたくさんチャンネルを持っている)。
いずれも予定されていたニュース(尖閣の『国有化』から1ヶ月経過というのが、メインになっているのが多い)に挟むような扱いが多かった。
中国人作家の受賞(中国籍の作家の受賞と表記しているのもあった)ということで、祝賀ムードであるが、思ったほどでもない。
何となく、報道している人々自身が、莫言氏の作品をほとんど読んでいないのでは、という気がしないでもない(白岩松氏をのぞいて)。
ただし、中国語がほとんど聞き取れないので、何ともいえない。
英語のニュースでは、なぜ、中国人の受賞がこれまでなかったのかという話で、『中国など外国の作品が、(欧米人に読める形で)翻訳がほとんどされていない』ということを言っていた。また、『莫言氏の場合は、翻訳がよかったことも受賞の要因の一つ』ということも言っていた。
これを聞いていると、何となく、『中国には莫言氏以外にもいい作家がたくさんいるのに、なぜこれまで受賞させなかったのか』と言っているようで、はたしてこれは莫言氏の『受賞』を喜んでいるのかどうか、と不思議な気持ちになる。
それから、莫言氏の作品の紹介をかねて、映画化された『赤いコーリャン』の中のシーンが繰り返し、流されていた。
若き日の女優、コンリーの姿も映し出される。
若き日の女優、コンリーの姿も映し出される。
これも、チャン・イーモウ(張芸謀)監督作品である(私は、昔は彼の作品をよく見たが、ここ4年くらいは好きではなくなっている)。
夜9時半からの番組、『1+1』では、案の定、尖閣『国有化』から1ヶ月というのがメインのテーマ。
この中で、反日デモの暴走のような話題も取り上げられていた。
この中で、反日デモの暴走のような話題も取り上げられていた。
略奪等で、指名手配になっている(もう捕まったのか?)の若者の写真なども映し出されるが、日本のテレビで派手に流されたはずの、略奪、放火等の激しい動画などは、まったくといっていいほど放送しない(画面を見ていない時間も長かったので、何ともいえない部分もあるが)。
写すのは、せいぜい壊された日本車の静止画くらいである。
それと、デモの際に、ゴミをひろう人々、『この先で車を壊している』というサインを、手に掲げて日本車のオーナーに警告をする若者の話など。
それと、デモの際に、ゴミをひろう人々、『この先で車を壊している』というサインを、手に掲げて日本車のオーナーに警告をする若者の話など。
どちらも、『いい話』ではあるが、あの反日デモの実相を伝えているとは、到底、思えない。
(もっとも、多くの人はテレビで、『実相』がわかるなどとは、全く考えず、ネットで情報を交換し合っているのだから、これでいいのかもしれない。)
(もっとも、多くの人はテレビで、『実相』がわかるなどとは、全く考えず、ネットで情報を交換し合っているのだから、これでいいのかもしれない。)
これで、この番組も今日は、終わりなのかと思っていたら、10時前(本来、10時で終了する番組)になって、ノーベル賞の話題をとりあげた(結局、少し番組の時間を延長した)。
初めて、本人が登場する。
初めて、本人が登場する。
もっとも、日本であれば咲夜など村上春樹氏が、各局の報道番組のスタジオをハシゴするところだろうが、この番組、電話で莫言氏とつないで、話を聞くだけである。
山東省の自宅にいるようで、本人の動画も流されない。
山東省の自宅にいるようで、本人の動画も流されない。
おまけに、本人の中国語が、聞き取りにくい。
ちょうど、カミサンがそばにいたので、一緒に聞いてもらったが、彼女も『よくわからない』とか言って、まじめに聞こうとしない。
ちょうど、カミサンがそばにいたので、一緒に聞いてもらったが、彼女も『よくわからない』とか言って、まじめに聞こうとしない。
こんな感じで、おそらく、村上春樹氏が受賞していたら、日本ではもっと大騒ぎだったのだろうなあ、と思う。
それに彼が受賞したら、まず、『産経新聞』のネット版の号外が、間違いなく、私のアイポッドタッチに配信されてきたであろうし…。
それに彼が受賞したら、まず、『産経新聞』のネット版の号外が、間違いなく、私のアイポッドタッチに配信されてきたであろうし…。
日本のメディアは、お祭り騒ぎをする機会を、1回失ったということだろうか?
それにしても、この日が、尖閣国有化から『1ヶ月』というのは、何とも象徴的な日だったのだなあ、と思う。
(続く)