中国美術館(NAMOC)の展示では、中国人の作品展(別の記事に書く)のほかに、外国人の絵も展示していた。
1階の展示室で見かけたのはこれ…

ここは、展示室の配置がやや複雑で、何の展示をしている所か分からないまま(裏口から展示室に入ってしまったので)、見ていたが、『ピカソに似ているな』と感じた。
絵の横の小さなプレート(字が小さいし、すべて漢字で書かれているので、外国人の名前は分かりにくい)を確認したら、やはりピカソだった。

ほかにこういう絵もあった。
これらは、外国人のコレクションを中国に持ってきて展示しているようだった。
さらに、ほかの階では、スペインの美術館と協力して、『立体主義時代』というテーマで、立体主義(キュビズム)の画家たちの作品展を行っていた。



そこで見て、びっくりしたのは、なぜかここでは、絵の模写をしている子供たちの姿が目立っていたことだ。
どこかの、子供向けの美術教室みたいなところと提携してやっているのか?
よく分からなかったが、さっきのピカソなどの所にはいなかったのに、こちらには、全部で30人近くが模写をしていた。
中には、親みたいなのがそばに付いていて、色を塗るなど手伝っているのまでいた。
クレヨンみたいなのを使って、描いているようだった。
どこかの宿題か、課題にでもなっているのか?
日本では、こういうことをやっているのを見かけた記憶はない。
昔、フランスのルーブル美術館に行ったら、模写している人はいたが、絵の専門の学生みたいな感じだった…。
もしかしたら、中国の受験競争の影響もあるのかも知れないと思った。
うわさによると、絵とか音楽とか、何かよくできることがあると、(有名学校に?)進学するときに有利だという話を聞いたことがある。
もっとも、私は小さな子が、有名な絵を模写することは悪いことだとは、思わない。
ただし、キュビズムの絵を模写するのがいいのかどうかは、専門家ではないし分からない。
一般的にいうと、もっと普通の絵を模写させたほうが、よさそうな気がする。
しかし、美術館でこんなことができるのも、中国の豊かさの表れなのかもしれない。
なぜなら、こういう絵を中国で見ることができる機会が少ないと、仮にしたら、大人達が絵の前で押し合いへしあいになってしまって、子供たちに模写をさせる余裕など、ないであろうから…。
これは、中国で(少なくとも北京では)、この手の絵を見ることが、さほど希少価値がなくなったことの表れでもあるのだろうから…。
