The Lord knows. / Heaven knows (神のみぞ知る)

には二通りの意味がある。ひとつは日本語での用法と同じ、神のみが知っているので我々には知ることができない、というもので「軍事政権(junta)の行く末はかみのみぞしる。」といったような使用がみられる。

もう一方は陳述を強める用法がある。日本語にするならば、~ということは神様も知っていることなのだ、といえるかもしれない。以下例文を挙げる。

Heaven knows they have enough money. (彼らは金を十分持っているぞ!)
英作文では日本語に流されてはならない。
「ご注文はお決まりでしょうか。」
「僕はラーメンをお願いするよ。きみは。」
「僕は餃子」

‘Can I take your order?’
‘I'll have Chinese noodle. And you?’
‘I'll be Gyoza.’

この英作文中には一人の客と店員、一口のギョウザが登場している。

和文が何か、ではなく和文が何を表現しているのかを見極めなければ上記のような奇妙な文章になってしまう。

「足を引っ張っているのは君のほうだよ。」

‘You are the one who is pulling my leg.’

この英作は文字通りには正しい。が、表現としては欠陥品だ。 pull one's leg とは「人をからかう」ことを意味する。このような類のミスを避けるために、文章を変換することが必要になってくる。

「足を引っ張っているのは君のほうだよ。」は「君は僕の邪魔をしているよ。」や、「君のおかげで状況は悪化しているよ。」となりうる。

‘You are disturbing me.’‘Thanks to you, the situation is getting worse and worse.’これらは少なくとも足を引っ張られているほうの気持ちの半分以上を伝えることができる。十分である。