こんにちは〜

 

今日の北ドイツドイツは曇り曇り 積もっていた雪が踏みしめられてツルツルになり歩くのがちょっと怖いです。

延々と寒かったお天気も今週あたりから徐々に気温が上がってきそうです(とはいっても、マイナスの気温からの出発なので、上がっても10℃いくかどうか、という感じ)。

 

去年からほぼずっとロックダウン生活なので、なんだかこれがデフォルトのような錯覚に陥ってしまう今日この頃。

「もうずーっとこんな生活なのかなぁ・・・ダウン」。

 

私たち夫婦は結婚以来、公私共に旅の多いふたりお母さんお父さんだったので、ずーっと家にいること自体が非日常だったものがそれが日常にすり替わってしまったのだから、それを不自然に感じたりストレスを抱えるのは当然と言えば当然。多分、同じような人はこの世界にたくさんおられると思います。

 

が、私たちの不幸はロックダウンからくるストレスだけではないようです。

根本的に、私も夫もドイツドイツでの生活に不満なんです。

私は外国人なので、ドイツ人が適応できることに適応できなかったり、言葉の問題があったりするのは当たり前。日本人日本の両親のもとで育ち、日本の教育を受け、日本社会で働いてきた人間が、ドイツ人ドイツと結婚したからといって突然ドイツ人になれるわけがないんです。だから、私自身のそういう葛藤みたいなものは想定内。イギリスイギリスにいた時だってそう思って(開き直って?)やってきたのだから。

 

大きな問題を抱えているのはむしろ夫の方かと思います。

彼の場合、私のような「外国人だから」というエクスキューズ(言い訳)みたいなものが全くありません。

「ドイツ人ドイツはドイツ人ドイツらしく」。

これ、夫が一番苦手なことなんです。そもそも、そういう「国に縛られる」ことが大嫌いバツレッド (だから、国別対抗戦みたいなオリンピックも嫌い)ま、彼の場合、ちょっと極端なところはあるかと思うんですが、私も日本を飛び出したのが「自分が縛られる日本社会が嫌い」という理由だったから、理解できる部分もあるんです。

 

2017年にイタリアからドイツに生活の本拠を戻したのは、イタリアが嫌だったというのではなくて、ドイツにいるほうが何かと便利ではないかと思ったからでした。イタリアでは二人ともが外国人で何か「いざ」という時に困るのではないか、という懸念があったから。ドイツなら少なくとも夫の身内(きょうだいとその家族)や友人がいます。だから、イタリアにいるよりは心強いのではないかということと、自国民(ドイツ人)とその家族は何かあってもそれほどぞんざいに扱われないのではないか、という憶測も手伝って、ドイツに戻ってきたわけです。

 

でも。

やっぱりドイツは私たちが楽しく暮らせる場所ではない、ということがこのロックダウン生活でわかってきました。

去年の夏にこんなことを書いていましたが、その気持ちはどんどん強くなるばかりだったようです。

 

気持ちが強いといつの間にか自分の思っている方向に物事が突然動き出すことがあります。(例えば、私がロンドンで現地就職できたことはその典型だと思っています。もうあれは念が通じた、としか思えない展開でした)

もしかしたら、その時がまたやって来たのかな、と感じるこの頃です。まだ何も決まったわけではないけれど、何かそんな空気が私たちの周りに流れているような気がするのです。

さて、これからどんな人生が待っているのか?まだまだいろんなことがありそうです。

今ある状況に縛られず、軽やかに生きていきたいなーと思います。

 

内省的な記事ですみません💦

ヨーロッパにいるとヨーロッパ内での引っ越しはそれほど特別なことではないので、私たちのように考えている人もいらっしゃるかなぁと思って記事にしてみました。


昨日の朝。マイナス14度。真っ白で静かな朝でした。(川面に氷がたくさん浮いています!)