私が働くCity Clinicで動きがありました。

今年7月末で帰国した中医師グループ(上海中医薬大学附属病院)の交代要員グループがやってきたのです!

8月から続いた、3か月間の穏やかな診療が、とうとう終わりを告げました笑

 

8月下旬から、妻が私と同じフロア、中医師達と同じ並びの部屋で鍼灸治療を開始しています。

が!しかし……

11月3日、連休中の朝、スタッフから電話で、「あなたの妻の部屋が一階下の階に移動しなければならない」、

「今日中に移動するために出社してください」と無慈悲な依頼がありました。

 

11月1日から出勤している中医師達が、

「この部屋(妻が使っていた部屋)は、もともと我々TCMが使っていた部屋だから明け渡すように!」

と、ディレクターに抗議して、決まったようです。

そもそも、ディレクターがこの部屋を使うように提案してきたのに…

 

結構苦労して、自腹でいろいろ買いそろえて部屋を使いやすく、小綺麗にしたのにという思いと、

階下の部屋は、狭く、窓も一方向にしかなくて暗く、お灸するにも大変そうだし、

また、新たに色々な物品を配置するには時間がかかりそうなので、

せっかくの有給休暇が吹っ飛んでしまうと思うと…

ドッと疲れが。

 

でも休み明けには、朝一から予約が入っているので、それまでに準備しなくてはならず、

休日出勤やむ無しでした。

 

3時間をかけ、なんとか診療できるようにしたのがこれ!

入口です。隣(画面奥)は耳鼻咽喉科の診療室.。 その奥は入院病棟

部屋の中は狭く、暗く…

私の診療室の変遷については、以前の記事にある通りですが、この様なことは実は日常茶飯事!

せっかく、患者さんも付いてきて、順調な滑り出しだったのに。

これがモーリシャスで最も評判の悪いクリニックの通常運転です。

 

比較のために、以前の部屋をお見せすると…

悲しいですが、これが雇われの身のつらさであり、現実なのです。

 

海外で働くとなると、ワークパーミット(就労ビザ)の取得(雇用契約が必須)が最優先・最重要です。

いつでも首を切られる立場であることをわかった上で、足元をみてくる彼らにも呆れますが、

自分の足でしっかりと歩けるようにならない限り、この不条理は続くのです。

 

目の前の患者さんの対応に集中し、信頼を勝ち取りながら、

来るべく独立開業に備えるしかありません!

 

海外で働く”あるある”のご紹介でした。