革新勢力の護憲の目的は、米軍排除です。 | 誇りが育つ日本の歴史

誇りが育つ日本の歴史

日本では自殺者が増え続けています。
自虐史観を押し付けられ、日本の建国の歴史が書かれている神話を、教わらない事が、その主な原因です。
少しでもそのような精神的な貧乏状態を改善していきたいです。

革新勢力の護憲の目的は、米軍排除です。

 

 

かつての社会党の機関紙「社会新報」に’日本社会主義と護憲運動’というタイトルで、次のような記事が掲載されました。

 

「今は護憲闘争を展開するが、革新勢力が国会で安定した多数を占めて、革新政府を打ち立て、この政府を終局的に社会主義権力に転化させると同時に、

 

全面的な社会主義的改革と取り組む過程で、国民の同意を得て、社会主義憲法を作る」

(「社会新報」昭和38年5月3日付)

 

これは、何を意味しているのでしょうか?

 

革新勢力による、日本国憲法を擁護する運動(護憲運動)というのは、日本を弱体化させて、軍備復活を阻止することなどのための戦術でしかなく、真の目的は、『共産革命』にあるということです。

 

もし、日本に共産革命が起こったらどのようなことが起きるでしょうか?

 

共産革命で粛清された人は、ソ連では、4、700万人(1917年〜1960年にかけて)、中共では、4、794万人(1949年〜1966年にかけて)となります。

(フランス人の共産運動の研究家 スザンヌ・ラバン女史による)

 

元々の人口が日本と比べて多いので、人口比率で言うと、1960年時点の中国の人口が約6億6、700万人(世界銀行より)に対して、4、794万人粛清となると、約7%となります。

 

1959年時点のソ連は、2億800万人(ソ連国勢調査より)に対して、4、700万人の粛清ですので、約22%となります。

 

2015年時点の日本の人口が1億2,700万人(世界銀行より)ですので、889万人(7%)から2、794万人(22%)の日本人が粛清されると言うことになります。

 

粛清とは、政治犯の死刑執行や追放をはじめ、暗殺、強制収容所への送致などです。

 

また、共産革命の過渡期では、婦女暴行(レイプ)や略奪、破壊などは日常茶飯事に起こるでしょう。

 

それは、戦後の日本で、闇市が幅を利かせた混乱期に、三国人によって行われましたし、満州や朝鮮半島から引き揚げしてきた日本人が、ソ連兵や朝鮮人保安隊から受けた歴史が、証明しています。

 

共産党の機関紙「赤旗」には、憲法9条について次のように記載しました。

 

「ここで共産党が主張するように現在の安保条約も駐留軍もなくなり、そして、自衛隊も解散して完全な空白状態になってしまったのちになって、

 

その日本の安全は一体どうやって保証するのかと言う大きな疑問がある。

 

そして、我々革新陣営の中でも、今はそんなことを取り上げて、論ずべきではない。

 

今の段階でそんなことを言い始めたら、結局は共産党の本音を吐かざるを得なくなり、それはひいては必ず自民党を利するに終わるだけだから、

 

そんな問題は今しばらく棚上げにしておくほかはないと主張するものがあるが、それは大変な間違いである。

 

そんな姑息な態度をとっていると、逆にかえって保守政党の利用するところとなり、結局は、共産党の信用を落とすことになりかねない。

 

我々、マルクス・レーニン党は、そう言う将来のことまで勇気を持って、今のうちからはっきり国民の前にその見解を披瀝して、お互いに覚悟のほどを固めあっておく必要がある。

 

国民の間につまらぬ誤解があるといけないから、この機会にはっきり申し述べておくが、

 

日本共産党は未だかつて、”日本に自衛権がないなどと主張したことは一度もない。”

 

駐留軍帰れ、自衛隊やめろ、と言っているのは、それは今の日本がろくろく主権も回復しておらぬ対米追従属国国家だからである。

 

従って、安保条約を破棄して米軍を追い払い、日本が完全に独立を回復したのちになってまで、

 

”この9条を擁護したりするつもりは毛頭ない。”

 

そうなった暁には、世間並みの他の主権国家と同じように、自衛のための必要適切な措置を講ずることは理の当然である。

 

はじめにも述べたように、自衛隊や駐留軍がいなくなって日本が一時真空状態になったからと言って、

 

自民党が宣伝しているようにソ連や中共が侵略してくるような恐れは少しもない。

 

かえって、逆にアメリカのような帝国主義国家が現存している以上、侵略の危険はむしろそちらの方からある。

 

独立を回復した後の日本が、そちらの方の危険から身を守るための必要適切な措置を講ずることは、これはもう当然至極の話で、その期に及んで、

 

”まだ9条がどうしたの戦争放棄だなどと、たわけたことを抜かすつもりは共産党には全然ない。”」と。

(「赤旗」昭和43年1月8日付)

 

日本共産党は、日米安保条約があり米軍基地がある限り、9条がある日本国憲法を擁護する。

 

しかし、米軍が日本から去り、日本が真の独立国家となった時には、現在の憲法を擁護つもりは全くない。

 

つまり、日本共産党が護憲運動を行なっているのは、米軍を日本から追い出す方便に過ぎない、と言うことになります。

 

また、日本共産党は、「ソ連や中共は絶対に日本に侵略してこないが、アメリカは侵略してくるかもしれないから、日本共産党が、将来、社会主義政権を取ったら、防衛力を持たなくてはならない。」と主張しています。

 

ソ連や中共は絶対に日本に侵略してこない、と主張しています

が、本当でしょうか?

 

昭和20年8月9日、日本が、原爆を落とされて消耗していると見限った時、ソ連は、日ソ中立条約を一方的に破棄して、160万人の大群で侵略してきました。

 

昭和20年8月9日の前日まで、満州や蒙古、樺太、朝鮮半島に在住していた日本人居留民たちは、まさかソ連が侵略してくるとは思ってもいませんでした。

 

その日は、ある日突然やってきます。

 

そして、共産軍の日本侵略の後、共産革命が日本に起きて、あなたの身の回りの人たちが、粛清されてしまうのです。

 

それでも、占領憲法(日本国憲法)を守りますか?

それとも、自主憲法を作り、日本を守りますか?

 

参考図書

「占領憲法下の日本」谷口雅治著 日本教文社

画像 防衛庁を襲撃した三派全学連(昭和43年10月)