最近日差しが強くて頭がクラクラしてきます。ホント、頭痛が痛い…なんて、日本語教師が使ったら怒られますね(苦笑)。これは、同じ意味の言葉を続けて使う「重言(じゅうげん、じゅうごん)」という言い方です。「危険が危ない」とか「馬から落馬する」などは、重言の代表例としてよく知られていて、「それ、おかしいよね~!(笑)」などと、雑談の中でも時々ネタとして出てきます。
そこまでは今までも何となく分かっていましたが、新人教師なんで、Wikipediaさんなどを見ながらもう少し詳しく調べてみました。
「返事を返す」「過半数を超す」「炎天下の下」「すべてを一任する」「一番最初」…む~、気が付かないうちに使っているような気がする(汗)。
でも、必ずしも誤用とは限らず、意味を強調したり理解を確実にさせるためなどで、あえて、修辞技法として用いられる場合もあるそうです(二重表現、重複表現ともよばれます)。「びっくり仰天」「むやみやたら」「好き好んで」、そうですね、そんなに抵抗は感じないですね。
「旅行に行く」「違和感を感じる」「事前予約」「後で後悔する」「今朝の朝刊」「期待のホープ」…言われてみればおかしいなと思うものもあれば、もうすでに慣用句として定着しているものもあり、もはや何が正しくて何が誤用なのか分からなくなってきてます(苦笑)。
でも、フォーマルな場面などでは、やはり美しい日本語を使いたいので、「旅行に行く→旅行する」「違和感を感じる→違和感をもつ」などと言い換えられるよう心掛けていきたいと思います。