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リニアのボーリング調査、円滑な推進で合意 

静岡県知事と山梨県知事

 

<写真>、、、意見交換の後、記者団の質問に応じる鈴木康友・静岡県知事(左)と長崎幸太郎・山梨県知事

2024年6月7日、東京都千代田区、米沢信義撮影

 

 鈴木康友・静岡県知事と長崎幸太郎・山梨県知事との初の会談が7日、都内であった。

懸案となっているリニア中央新幹線南アルプストンネルのボーリング調査について、円滑な推進に向けて連携することで合意した。

鈴木知事が近く、山梨県側の調査現場を視察する。

 

 会談は、沿線10都府県の知事らが集うリニア中央新幹線建設促進期成同盟会総会に先立って都内で非公開で行われた。

テーマはリニア関連のほか、富士山の防災対策、オーバーツーリズム対策など。

 

 ボーリング調査については、川勝平太・前静岡県知事が、地下水への影響などを理由に、JR東海に対し、県境から300メートル以内で掘削を行わないよう求めていた。

山梨県側の調査は昨年10月から機械のメンテナンスを理由に、静岡県境の459メートル手前で中断していたが、5月20日から再開している。

 

 会談後の記者団の取材に対して長崎知事は「静岡県の皆さんの心配を踏まえて、まず現場を見ていただきたい」と鈴木知事に視察を提案したことを説明。

 

 鈴木知事は「まず静岡工区を視察したのちに、早期に山梨県の現場も視察させていただきたい」と応じた。

 

 また、長崎知事は静岡県が求める東海道新幹線の停車本数増加や静岡空港新駅の建設についても、「リニアが祝福されるためには必要なこと」と期成同盟会で支援する意向を示した。

 

 午後に開かれた期成同盟会の総会では、山梨県が事務局を務める研究会が、リニア開通後の高速交通のあり方について報告し、空港新駅などの重要性を強調。

 

 総会後は、知事らが静岡を含む各県の要望リストを添えた要望書を、国土交通大臣に提出した。

(米沢信義)

<記事引用>