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みうらじゅんさん「マイブームの全貌」、怪獣・仏像・牛など

膨大な収集品や「コロナ画」も一堂に

 

<写真>、、、ずらりと並んだみうらさんの「コロナ画」

(しもだて美術館で)

 

 ゆるキャラマイブームの造語で知られるイラストレーターみうらじゅんさん(66)の絵画作品や、収集品を展示する「みうらじゅんFES マイブームの 全貌(ぜんぼう) 展」が、茨城県筑西市のしもだて美術館で開かれている。

同館は「膨大な数の展示品から、みうらさんならではの世界観を楽しんでほしい」と来館を呼びかけている。

 

 京都市生まれのみうらさんは、武蔵野美大在学中の1980年に漫画家デビュー。

エッセイストやミュージシャンとしても活躍し、97年に「マイブーム」で新語・流行語大賞を受賞した。

 

 展示のメインは、新型コロナウイルスの流行後、「コロナ画」と題してキャンバス(縦53センチ、横45・5センチ)に描き続けている絵画138点だ。

 

 館内に流れる解説動画の中でみうらさんが「僕にしか分からない絵」と言うように、ワニの背中に水着姿の巨大なカエルが座っていたり、原始人に 扮(ふん) したアメリカ人女優の左右に佐渡おけさと阿波踊りの人形を配したりするなど、思わず見入ってしまうユニークな作品が並ぶ。

死の直前に見るという「走馬灯」を想像し、頭に浮かんだ情景を描いた。

 

 一方、みうらさんのマイブームは、幼少期の「怪獣」から「漫画家」「フォークソング」「牛」などあらゆる分野に広がる。

 

 小学4年生の時にはまった「仏像ブーム」のコーナーには、何冊ものスクラップブックを展示。

訪れた寺社のパンフレットなどから切り抜いた仏像や建物の写真を貼り、細かい字で感想をぎっしりと書き込んでいる。

 

 展示のきっかけはコロナ禍だった3年前。

みうらさんが「コロナ画」を描き続けていることを、同館学芸員の木植繁さん(57)が知ったことから始まった。

 

 「コロナが収束して展覧会を開けるようになったら、「コロナ画」を飾って市民の沈んだ気持ちを笑いで吹き飛ばしてもらおう」と計画し、来年3月の「筑西市誕生20周年」を記念する企画展として開催に至った。

 

 6月30日まで。

一般800円、高校生以下は無料。

月曜休館。問い合わせは、しもだて美術館。

<記事引用>