日光二荒山神社中宮祠で「開山祭」
登山客や住民の安全を祈願
栃木県日光市の男体山（2486メートル）の開山祭と開門の両神事が25日、登拝口のある日光二荒山神社中宮祠で営まれた。
昨年11月の閉山祭から5カ月、開門神事では神職が登拝門のかんぬきを外し、今季の登山シーズンが幕を開けた。
神事には地元住民や氏子、居合わせた登山客ら約50人が参列。
拝殿で祝詞を奏上した後、参列者たちは登拝門をくぐって登山客や住民たちの安全を山の神に祈願した。
中麿輝美宮司は「3月から4月にかけ、頂上に雪が残ったので心配したが、今はほとんど解けたので支障はない。男体山は信仰の山なので、山頂と奥宮（おくのみや）で景色を堪能してもらえれば」
と話した。
正午までに約100人が登山へ出発。
カナダから旅行中の男女2人組は「山登りが好きなので、開山の日を楽しみにしていた。天候に恵まれてとてもラッキー」
と軽やかな足取りで頂上を目指した。
入山期間は11月11日まで。
（武藤康弘）
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