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さあGW 祭り彩る「御殿灯籠」、懐かしい昭和の体験も

 

<写真>、、、長洲神社葵祭りの会場で展示される御殿灯籠

2024年4月26日午後0時1分、大分県宇佐市長洲、貞松慎二郎撮影

 

 新型コロナウイルスの5類移行後、初めて迎えるゴールデンウィーク。

天気が崩れる日もありそうだが、県内各地では観光客の誘致に期待が高まっている。

 

 宇佐市長洲地区では5月2~5日、無病息災を願って山車が巡行する「長洲神社葵(あおい)祭り」がある。長洲漁港お祭り広場では、初盆の家庭が飾る豪華な「御殿灯籠(ごてんどうろう)」が3日に展示され、祭りに華を添える。

 

 長洲地区には平家の落人伝説があり、一門の霊を慰めるために京の都を思わせる御殿灯籠が作られるようになったと伝わる。

家庭で飾った後、8月15日の精霊送りで共同墓地へ運んで燃やす。「長洲の初盆行事」(国選択無形民俗文化財)として受け継がれる夏の風物詩だ。

 

 木と紙を材料に、五重塔などのきらびやかな模型を手作業で飾り付ける。かつては見栄えを競い合うように作られたが、今や工房は1軒だけ。会社員の中野真也さん(45)らが、4年前に亡くなった松成栄勝さんの工房を継ぎ、伝統を守っている。

 

 展示される御殿灯籠は幅3.2メートル、高さ2.2メートルで昨年制作された。

今年も祭りの後に、9人がかりで9基を制作する予定だ。

「こんな風習が残っている地域があることを知ってほしい」と中野さん。祭りでは3基の山車が巡行するほか、36年ぶりに東浜の山車が披露される。(貞松慎二郎)

     ◇

 

 大分県豊後高田市の観光施設「昭和の夢町三丁目館」にある民家ゾーンが「昭和の日」の29日にリニューアルオープンする。

昭和の遊びを体験できるようになるなど、よりリアルに昭和を感じられる空間に生まれ変わり、26日は報道関係者向けの内覧会があった。

 

 新しくなった施設では、昭和の子どもを夢中にさせたインベーダーゲームやテレビゲーム機などが楽しめる。

また、好きなレコードを選んでかけることや、茶の間の黒電話で通話することもできる。

市観光振興推進室長の吹上幸司さん(48)は「ゆっくり過ごしてほしい」。

 

 かつての農業倉庫を生かした施設で2007年にオープン。

民家ゾーン内で空き地をイメージした「土管広場」だった場所に、床面積約60平方メートルの木造建築物を新設した。

国や市の補助金を活用し、総事業費は約2100万円。

 

 29日は先着100人に駄菓子をプレゼントする。

ポン菓子の実演と無料配布も。

問い合わせは市観光まちづくり株式会社へ。

(貞松慎二郎)

<記事引用>