【韓国】初のメジャー戦「大谷旋風」[社会] 人間性で魅了、
経済効果225億円
米大リーグ開幕戦となるロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスの一戦が20日、ソウルの高尺スカイドーム(ソウル市九老区)で行われた。
注目は何といっても、今年からドジャースに在籍している大谷翔平選手だ。
数万円する開幕戦のチケットは発売後すぐに完売した。
野球の実績はもちろんのこと、努力家で謙虚というその人間性とルックスで韓国にもファンが多い大谷選手。
韓国に「大谷旋風」が吹き荒れている。
【岡本あんな・清水岳志】
大谷選手が韓国に来ると知った時、とてもうれしくて絶対に試合を見に行きたいと思った——。
20日のドジャースとパドレスの試合会場で出会ったソ・ヒョンソさんは、大谷選手を生で見られることに興奮を隠せない様子だった。
元々野球好きというソさんは大谷選手が北海道日本ハムファイターズに所属していた頃から知っていて、米国に行った後もロサンゼルス・エンゼルスにいる時から同じアジア人として応援していたという。
この日、大谷選手は「2番・指名打者(DH)」で先発出場。
試合前の選手紹介で大谷選手がアナウンスされると、高尺スカイドームは大歓声に包まれた。
さらに、対戦相手パドレスの先発マウンドにダルビッシュ有投手が上がり、ソウルでの日本人対決で2024年の大リーグが幕を開けた。
大谷選手が打席に立つと、多くの観客は少しでも近くで見ようと前のめりになり、大谷選手の姿を収めようとカメラを構えた。
その大谷選手が3回の第2打席で今季初安打を打つと、ドーム内は大歓声に包まれた。
さらに、大谷選手が第5打席となる8回に移籍後初のタイムリーを放てば、会場の熱は最高潮に。
記念すべきソウルでの大リーグ開幕戦は、5—2でドジャースが勝利を収めた。
試合を終えた選手たちに、観客はスタンディングオベーションで大きな拍手を送っていた。
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