中山美穂明かす 金髪キービジュアルへの思い 秘めた覚悟があった…「いつでも」4月から全国ツアー
女優で歌手の中山美穂(54)が全国ツアーをスタートさせる。
4月7日の石川・金沢を皮切りに、6月21日の東京・立川まで19都市21公演を予定している。
1985年6月にシングル曲「C」でデビュー後、瞬く間にトップアイドルとなり、一時代を築いた中山。
昨年は24年ぶりに全国をめぐり、大盛況だった。
デビュー40周年のメモリアルイヤーを翌年に控えた今回のツアーにかける意気込みを聞いた。(鈴木 美香)
――2年連続の全国ツアーとなりますね。
「昨年、ファンの方に温かく見に来ていただけて、すごくうれしくて…。
自分たちが作ったものを客席に十分に届けることができて、大成功だったと思っています。
だからこそ、今年はそれを超えるようなものをお見せしたいと思っています」
――24年ぶりだった昨年は5都市7公演の開催でした。
「開催前は正直「お客さん、来てくれるかな?」っていう不安もあったんですけど、すごくたくさん来ていただいて、客席から温かく見守っていただきました。
以前からずっとですが、去年も見に来てくださったファンの方から「一生、歌ってください」といったメッセージをたくさんいただきました。
それに応えたくて、できる限りやれたらいいなと思っています」
――どんなステージにしたいと思っていますか?
「去年、2時間弱の内容だったんですけど、まだ歌い切れていない曲がたくさんあるので、そのへんを入れ込んだりとか、新しいアレンジに変えたりとか…。
より音楽的な感じでお届けする予定ですが、衣装も喜んでいただけるようなものにしたいです」
――スタートは金沢公演。元日の能登半島地震で被害が大きかった石川県となります。
「待ってくださっている方がいると思いますので、喜んでいただければうれしいです。
励ますとかはおこがましいですけど、少しでも、(来られる方の)心が楽になれたらと思っています」
――今回のツアーのキービジュアルでは金髪姿を披露。
込めた思いはどんなことでしょうか?
「普段は、いつどんな役が来てもできるようにという覚悟をしているので、髪を伸ばして、いつもフラットな状態にして、ずっと変えずにいたんですけど、去年から(稽古も含めて)4カ月間舞台をやっていたことで変えました。
舞台上ではカツラだったので、その間は髪型、髪の色は関係ないというか、その後も今回の自分のツアーでしたので、ちょっと気まぐれというか、それでやってみました」
――いつもは女優としてのお仕事に備えていて色も髪型も変えていなかった…。
今回は新鮮だったのでは。リフレッシュの効果はありましたか?
「はい。いつも自分を幸せにしてあげること、嘘でもいいから何か楽しみを見つけるとか、そんな、ぜいたくなものではないけれど、自分にご褒美的なものを見つけてあげるのは大切なことなんじゃないかなって思っています。
なので、髪の色を変えてみるのも、とても新鮮でしたし、楽しい気持ちになれましたね」
――満を持して臨むツアー。
楽しみにしていることは?
「その街に着いたら、会場に入る前に、皆さんがどんな道を通ってくるのか、会場の周りを散歩してみたいと思っています。
同じ空気やお天気を感じながら会場入りしたい。
そしてみんなでもり上がれたらと思っています。
もちろん、おいしいものも気になりますど(笑い)」
――ツアーを待っている全国のファンへメッセージを。
「必ず知っている曲がもちろんあると思いますし、できるだけ楽しく同じ時間を共有していただきたいと思っています!」
▽ 「Miho Nakayama Concert Tour 2024 -Deux-」
4月7日(日)石川・金沢歌劇座で全国ツアーをスタートさせた後は、4月11日(木)、4月12日(金)に東京・丸の内「東京国際フォーラム ホールC」で開催。
6月21日の東京・立川まで計19都市21公演をめぐる。
<記事引用>