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白装束の僧が奈良・東大寺へ「お水送り」 

若狭・小浜で春呼ぶ神事

 

<写真>、、、かがり火をともし、送水文を読み上げる僧侶

2024年3月2日午後9時3分、福井県小浜市、佐藤常敬撮影

 

 春の訪れを告げる奈良・東大寺の「お水取り」の水を若狭から送る故事に由来する「お水送り」が2日夜、福井県小浜市の若狭神宮寺一帯であった。

かがり火が照らす岩場で、幻想的な神事が営まれた。

 

 この日の夜、若狭神宮寺で営まれた大護摩法要の火がたいまつに移されると、たいまつを手にした白装束の僧侶らが列をなし、遠敷(おにゅう)川沿いの鵜の瀬まで歩いた。

鵜(う)の瀬に到着した後、河原でも大護摩をたいた。

 

 午後9時ごろには、僧侶が読み上げた送水文を水面に投げ入れ、寺境内の井戸からくんだ御香水(おこうずい)を川に注ぎ込んだ。

 

 若狭と奈良は地下の水脈でつながり、川に流した水は東大寺の井戸に届くと語り継がれている。

12日には東大寺で、井戸から水をくみ上げる「お水取り」の行事がある。

(佐藤常敬)

<記事引用>