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愛らしい「夕焼けパンダ」 7年ぶり完全な形で出現 

兵庫・明石

 

<写真>、、、7年ぶりに観測された「夕焼けパンダ」

2024年3月1日撮影、明石市立天文科学館提供

 

 夕日がアンテナ塔と重なってパンダの顔のように見える現象が1日、兵庫県明石市内で観測された。

太陽の沈む位置と天候などの条件が整ったときにみられる希少な現象で、7年ぶりに完全な姿で現れた。

 

 市立天文科学館(井上毅館長)展望室であった観望会の招待客らからは歓声が上がった。

 

 前館長が夕日を観測・撮影していた2013年10月、同館の約1・5キロ西側にあるNTT西日本の鉄塔に夕日が重なり、パンダの顔のように見えるのを偶然発見した。

太陽の沈む位置は季節によって変わるので、同館からこの現象が見られるのは春と秋の計2日間だけという。

 

 毎年観測を続けているが、館から臨む瀬戸内海の上空全体が晴天でないと見られないという。

過去に完全な形でパンダが出現したのは、発見年を除くと17年春のみ。

22年秋は口元に雲がかかった「マスクパンダ」、23年秋は目元が隠れた「アイマスクパンダ」だった。

 

 ほぼ雲のない快晴で迎えた1日夕。

午後5時53分、夕日がゆっくりとアンテナ塔付近に沈んでいき、見事愛らしいパンダの姿が現れた。

 

 動画投稿サイト「ユーチューブ」の同館公式チャンネルのライブ配信でも、1分足らずのショーを700人弱が鑑賞。

「かわいい」「神秘的」などのコメントが寄せられた。

 

 井上館長は「久しぶりの登場に照れたのか、前より赤みがかったように見えた。

これを機会に日常の中にある、自然や天文の面白さを知ってもらえたら」と話している。

【入江直樹】

<記事引用>