吉川愛&横田真悠、“武藤将吾脚本”は、、 | ・・・ 瀬戸の夕凪 ・・・

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吉川愛&横田真悠、一筋縄ではいかない“武藤将吾脚本”は

「ワクワク」でも「難しい」

 

 特撮シリーズ「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)や「3年A組‐今から皆さんは、人質です‐」(日本テレビ系)などを手掛けた人気脚本家・武藤将吾が完全オリジナルストーリーで手掛ける青春クーデターサスペンス「マルス‐ゼロの革命‐」(テレビ朝日系/毎週火曜21時)。

 

 本作で動画集団「マルス」のメンバー貴城香恋を演じる吉川愛と、桜庭杏花を演じる横田真悠。

同級生であり、過去に共演経験のある2人が、現場での雰囲気や“武藤脚本”に挑む気持ちなどを語り合った。

 

■ 一筋縄ではいかない武藤将吾脚本! 楽しさと難しさが……

 

 現在一線で活躍する若手俳優が多く出演していた「3年A組‐今から皆さんは、人質です‐」で、ミステリアスでありネット社会を風刺した力強い物語を紡いだ脚本家・武藤将吾が完全オリジナルで新たに手掛ける「マルス‐ゼロの革命‐」。

「高校生たちの《革命》が始まる――」というキャッチコピーから分かるように、一筋縄ではいかない展開が想像される。

 

 今回初の武藤作品への出演となる吉川は

「武藤さんの作品はもちろん観ていましたが、先が読めない。

まさかそんな世界観に自分が参加できると思っていなかったので、とてもうれしかった」と語るが

「すごく大変そうな現場なのかなと感じていたので、やっていけるかな」という不安もあったという。

 

 しかし実際現場に入ってみると、吉川は「まったりと過ごせるキャストの方々だったので、程よい緊張感がありつつ、そこまでピンと張り詰めた雰囲気ではなくて良かったです」

と笑う。

 

 一方の横田は、「3年A組」についで2度目の武藤脚本への参加となる。

横田は「また武藤さんの描く世界に入れると思うと本当にうれしかった」と述べると「今回の脚本では杏花のことをしっかりと描いてくださっているので、とてもワクワクしました」と語る。

 

 吉川演じる香恋は

「ヒロイン担当。精神年齢が高く、頭も切れてサバサバしている」と公式HPには掲載されている。

吉川は「つかみづらい役柄なんです」と苦笑いを浮かべると「性格がわかりやすく出ているタイプではなく、急にテンションが高くなったかと思うと低い時もあるので、撮影から1ヵ月ぐらいたっているのですが、まだどんな女の子かつかめていなくて」と感想を述べる。

それでも監督からは「女の子に嫌われない女子でいてほしい」と声を掛けられているというと「格好いい女の子」という意識で演じているという。

 

 横田演じる杏花は「癒し担当。裕福な家庭で育ち、癒し系でおっとりしている」と公式HPには記載されている。

横田は「杏花は凄く明るくて楽観的。

監督からも「あなたは癒しキャラなのでみんなを癒して」と言われているんです」と語ると「実際の私とは真逆のタイプなので難しいのですが頑張っています」とギアを上げて臨んでいると語る。

 

 こうしたキャラクター設定がありつつ、

「武藤脚本なので、今後どうなっていくのかな……」と構えているという。

吉川は「急に展開が変わると、これまで続けてきた演技で合っているのかな」と不安になることもあると吐露。

横田も「わざとらしくなく変化していくように見せるのが難しい」と武藤脚本ならではの奥深さに刺激を受ける毎日だという。

 

■ 主演のなにわ男子・道枝駿佑は「精神も情緒も安定している」

 

 年齢が同じ2人は過去に共演経験もある。他のメンバーたちも世代が近い俳優たちが集まっている。

吉川は「私は結構マイペースに生きているので、あまり現場によって大きく立ち居振る舞いは変わらないんです」と語ると、

横田は「たしかにそうかも」と同意しつつも「ふとした行動がかわいいんですよ」と吉川を見つめる。

 

 具体的に“かわいさ”を問うと横田は「愛ちゃんは結構1人で“擬音”を出しているよね」と吉川に話を振る。吉川は「私、落ち着きがないんです」と語ると「何かを発散したくなっている時なんでしょうね」と苦笑い。

 

 横田は自身を「ローテンション」と話していたが、吉川も横田について「そんな感じだよね」と笑う。

それでも杏花の明るいテンションに引っ張られているのか、横田がレギュラーで出演している朝の情報番組「ラヴィット!」(TBS系/毎週月~金曜8時)では「急に元気になっちゃうことがあります。もちろん番組が楽しいということもありますが、杏花のテンションに慣れてきてしまっているのかも。

自分でも「よく喋っているな」と思うことがあります」と照れくさそうに語っていた。

 

 現場のムードメーカーは、「お笑い担当」の二瓶久高を演じる井上祐貴だという。

吉川は「役柄もあるかもしれませんが、親しみやすい。みんなもイジりやすいキャラクターで、監督からもよくイジられているので、一番のムードメーカーになっています」

と証言。

 

 座長であり、主人公・美島零《ゼロ》を演じる道枝駿佑に対しては、「精神も安定していて感情の起伏がない。完璧」と横田。

吉川も「普段テレビでお見掛けするときは、キラキラしたアイドルの姿じゃないですか。

でも今回演じる役はそのイメージと違う。しかもセリフ量も膨大で、監督からは「キメすぎないで」と言われているんです。でもあのお顔ですし、どうしてもキマってしまう。自身とは違うキャラクターを演じるのは大変だと思うのですが、全然大変さを顔に出さないんです。それはすごいなと思います」と常に情緒が安定していることに脱帽していた。

(取材・文:磯部正和 写真:上野留加)

 

  ドラマ「マルス‐ゼロの革命‐」は、テレビ朝日系にて毎週火曜21時放送

<記事引用>