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中島みゆき「ごぶさたしておりました」4年ぶりコンサートが初日 

歌声と語り口でファン5000人を魅了

 

 シンガー・ソングライターの中島みゆき(71)が4年ぶりとなるコンサート「歌会 VOL.1」を19日にスタートさせた。

初日の東京国際フォーラムでは待ち望んでいた約5000人を前に全19曲を披露。

変わらぬ力強い歌声を響かせ、伝説のラジオパーソナリティーらしい軽妙な語り口で観客を魅了した。

 

 「ごぶさたしておりました。ようやくお目にかかることができました」。会場を埋めた老若男女のファンから温かい拍手がわき起こり、感無量の笑みを浮かべた。

 

 2020年1月にスタートした全国コンサートツアーはコロナ禍の直撃を受け、8公演を終えたところで無念の中止となった。

中島は政府が大規模イベントの中止などを求めた2月26日に行った最後の大阪公演を振り返り「とっとと荷物をまとめて夜逃げのように逃げ帰ったあの日から4年」としみじみ。

「気持ちを新たに、どうぞ最後までおくつろぎくださいませ」と心機一転をアピールした。

 

 その言葉通り、新旧織り交ぜた巧みな楽曲編成で新たなスタートを印象づけた。

昨年公開のアニメ映画「アリスとテレスのまぼろし工場」の主題歌「心音(しんおん)」を初披露した際には「明日何が起こるかなんて誰にもわかんない。私だってまさかねぇ、ここに至ってアニソンデビューするようなことがあるとは思いもよりませんでしたよぉ~。きょうは、この今をありがたいと、私はただ思います」

と感謝を込めた。

 

 同じく初披露の「倶(とも)に」や名曲「銀の龍の背に乗って」など”医療関係曲”を続けて披露した際には「わたくしの曲って、どういうわけか病院関係のドラマとか映画とかに使われることが多くって、私はちょっと親しみがあるんですけれども。お客さまの中に医療関係の方がいらっしゃった場合、全然くつろげないという”医療関係あるある”になりますが、しばらくの間我慢してください」と笑いを誘った。

 

 1995年以来、29年ぶりに披露した「店の名はライフ」では、関係者も初めて聞いたという楽曲の由来を丁寧に解説して往年のファンもうならせた。

好評だったラジオ番組「オールナイトニッポン」をほうふつとさせる”お便りコーナー”では、イタリアから一時帰国した高校3年生や台湾など遠方から足を運んだ観客、ファン歴4年の中学1年生の手紙も読み上げ、交流を深めた。

 

 今回のコンサートは東京と大阪で5月31日まで全16公演を行い、約6万5000人を動員する予定。

<記事引用>