千年以上続く奈良の「綱掛け」行事 | ・・・ 瀬戸の夕凪 ・・・

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存続のため参加、見学呼びかけ 千年以上続く奈良の

「綱掛け」行事

 

<写真>、、、竜田川に竜を模した綱をかけ、健康や豊作を祈る

2023年1月、奈良県平群町椣原、保存会提供

 

 集落の入り口に竜の形の綱をかけて災いの侵入を防ぐ、奈良県平群町椣原(しではら)の「勧請(かんじょう)綱掛け」行事が、1月14日に行われる。

昨年から活動している保存会は「地区外からも参加、見学に来てほしい」と呼びかけている。

 

 勧請綱掛けは1月、椣原地区を流れる竜田川に雄雌の竜を模した綱をかけ、地区の人の健康や豊作を祈る行事。

古文書の記述から1千年以上続いているとされるが、女性が参加できないこともあって参加者が減少。

昨年、椣原自治会の有志が保存会を作り、地区外の人にも参加を呼びかけるようになった。

 

 当日は椣原の金勝寺境内で、午前8時半から男性の参加者が雄綱(おんつな)と雌綱(めんつな)、女性や子どもはミニチュアの「子綱」を作る。

見学者にはボランティアガイドによる説明も。

午後1時からは儀式や川に綱をかける行事などがある。

パンや唐揚げの模擬店も出る予定。

 

 保存会代表の山本栄二さん(68)は「存続させるためにも、ぜひ多くの人に行事について知ってもらいたい」と話している。

問い合わせは山本さん(090・3677・6082)へ。

(今井邦彦)

<記事引用>