【感情の性質と精神性】寂しさと孤独感を抱えている方へのアプローチ③ | 読むカウンセリングセラピー

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 人が悟りの境地に至るまで、山あり谷ありの人生。
    そして、やっぱり与える生き方を選んだ。 
    泣いてもいい、怒ってもいい、人間らしいじゃない。
    どんなあなたも愛らしいんだよ。

今日も、寂しさや孤独の精神性を持たれている方とのコミュニケーションの取り方を書いています。前回の続きです。

 

自分の身近に寂しさを抱えている大切な方がいるなら、自分の思いやりも優しさもひたすら与え続けること。

 

例えばパートナーがどんなに寂しい幼少期を過ごしてきたとしても、わが子を愛するように夫を愛し、わが子を愛するように妻を愛し続けると、次第に心が安心で満たされいき、「○○って」パートナーの名前を呼ぶだけでにっこりするようになります。

 

それは、一人ではない安心感。この世の中に自分を理解してくれる人がいる安心感。これらを得た時です。

 

相手に寄り添い、心で話をして、根気強く愛情を注ぎ続ければ、少しずつ肩の力は抜け、心を開いていってくれるはずです。これは大人も子供も一緒です。

 

ただ、寂しそうだからと思い、何でもかんでも与えればいいというものではありません。お金や物を与えるのではなくて、大切な人に与えるものはたくさんあります。

 

勇気を与えることも出来るし、笑顔を与えることも出来る。

優しさや思いやりを与えることも出来るし、愛を与えることも出来るし、

一人で寂しがっているなら、一緒にいる時間を与えることも出来ます。

 

例えば、子供ってどんなに冷たいお弁当でも母親が隣で一緒に食べてくれる時間を喜ぶし、大人であってもそうで、何にもしなくてもいいから愛する人がそこにいるだけで安心であるはずです。

 

そもそも子育ても人間関係も頭で作るものではありません。その人の目を見て、その瞳が何を見て、何を望み必要としているのかは、同じ目線で同じものを見て心で感じなければ、心の叫びは聞こえないと思います。

 

寂しさという精神性は、心のこもっていない表面的な言葉はすぐに見抜きます。

 

小さな頃から大人たちの目線が自分の頭上にあっただろうし、自分を見て話してくれていない中で、「ただ言っている」と、チューニングもあっていない中で出来あがった感情なので、温度差は常に感じていたはずです。

 

表面的な愛情に傷ついてきたからこそ、本物の愛を知っているのも寂しさという精神性の特徴で、それだけ愛情を求めてきたということです。(まだまだつづく)

 

ではでは。

 


今日もお読み頂きありがとうございます。