ドラッカーの解説本であります
「100分de名著 ドラッカー 『マネジメント』NHKテレビテキスト」
を読んでいて、

かの有名なGEのジャック・ウェルチ元CEOに対し
誤解があったことを知りました。

当時、「世界で1位か2位の事業だけ残しあとは切り捨てる」
というかの有名な「1位2位戦略」のことを、
わたしは高収益事業しか残さない利益至上指向の金儲け主義の考えだと
捉えていたのですが、実はこういうことだったようです。


傾きかけていたGEのCEOになったジャック・ウェルチが、
ドラッカーにコンサルタントを頼みに行きました。
そこでドラッカーがウェルチに尋ねたことは

「あなたの会社のやっている仕事はすべてワクワクドキドキするものばかりか?」

これに対してウェルチは

「すべてがそうだとは限らない。なかには淡々とやっているものもある」

と答えた。ドラッカーが言うには

「ワクワクドキドキしてやっている事業以外は、すべてやめたらどうだろう」

と。というのが真相だったようです。

それが、ワクワクドキドキの事業に注力したら、
結果的に世界で1位か2位の事業であった あるいは1位か2位の事業になった
ということで、順番が逆だったようです。

このようにワクワクドキドキしてする仕事は世界に抜きんでるということなのですね。

かつての日本が輝いていたころは、多くの人がワクワクドキドキしながら
仕事をしていたんだと思います。

ソニー、ホンダ、松下電器など、創業者たちはみなそうだったのでしょう。

また、有名人でなくても、「プロジェクトX」の主人公たちは、
みんな自分の仕事に誇りを持って、ワクワクドキドキしながら
自分の夢である仕事に取り組んでいたのでしょうね。

だから、そういう夢をもってワクワクドキドキで仕事をしていた人々が
たくさんいた日本は輝いていたのだと思います。

もう一度、そのような日本にしたい。
ワクワクドキドキしながら、一生懸命自分の使命である仕事に取り組む
日本人が多く出てきてほしい。
当然私もそうでありたい。

オーストリア出身のドラッカーという人に教えられた感じです。

いま、ギリシャは債務国としてEUの独仏から多額の資金援助を

受けて、かろうじて破産を免れている深刻な状況にありますね。

でも、かつては世界で最も優れた哲学者を多数輩出した国家として

輝かしい歴史を持っています。

その中で、タレス(BC640年生まれ)は、次のようなことばを

残しています。

「もっとも困難なことは?・・・自分自身を知ること」

「もっとも容易なことは?・・・他人に忠告すること」

これって、約2600年後の現代でも同じですね。

驚きです。



そして

「いかにすれば完全に有徳に生きられるか?・・・」

それは

「他人に対して非難する行為を、自分で行わないことによって」

だそうです。


他人に厳しく 自分に甘くということの反対をすればいいのですね。


これって、かつての日本人にとっては常識のことだったように思います。

だから日本人は世界で最も徳が高い民族だと思っています。


注 「 」内は、世界の思想史(上)白水社 1995年発行 より引用しました。







今日撮りためていたテレビの録画番組を見ました。

先月23日に予約録画したNHKの「こころの時代」です。

中村桂子さんという東大出身の理学博士のインタビュー番組で、

この方は、大阪の高槻にある「JT生命誌研究館」を作ったかたで

いまは、ここの館長をしておられます。

まず1936年生まれなのに、大変お若いのに驚きました。

そして、38億年前に誕生し現在の私たちにつながる生命について

研究しておられるのです。

番組の中でおっしゃったことで印象にのこりましたのは、

「日本人は、昔から自然をよく理解しうまく調和して生きてきた」

ということです。

自然と調和し、心豊かに、生きてきたご先祖様に感謝し、残してくれたものを
 
次世代へつなげてゆく生き方をしていきたいとあらためて思いました。

「JT生命誌研究館」は出身地の大阪に有ったなんていままで知らなかったので

今度帰省したら、ぜひ立ち寄ってみたいです。

http://www.brh.co.jp/