高度成長期時代に求められていた人材と、成熟した時代に求められている人材は、確実に、しかも、大きく違います。

そして当然ですが、今の世の中は、高度成長期ではありません。


▼ いまだに…


先日、あるネット記事を読んで、いまだに、


野球だけをやってれば良い


みたいな学生がいるんだということに驚いたし、また、そういうことを許す大学がいまだにあるんだなぁと思いました。


僕的には、これはとても大きな問題だと思います。


選手にとって、良いわけがないからです。

選手のためにならないからです。


大学生にもなって、野球しかできない、野球しかしてこなかった、というのは、僕は不幸だと思います。


▼ 大人の問題


こういう選手が生まれてしまうのは、それは大人の責任だと僕は思います。

大学生になるまで、その選手の周りの大人が、それを許してきた責任です。

どこかで、誰かが、


勉強もやりなさい


と導いてあげていれば、違った人生になっていたはずです。


かつて、高度成長期には、


言われたことを言われたとおりに文句を言わず黙って黙々とやり遂げる


という人材が価値でした。


その時代には、野球だけをやることが


ひとつのことにとことん打ち込む


として、それもまた、価値でした。


そして野球だけをやってきた若者は、


厳しい練習に耐え抜いた体力

鉄拳制裁を耐え抜いた精神力

指導者や先輩を絶対視する従順さ

与えられたことを最後までやり抜く胆力


これらを完璧に備えた、輝くような人材でした。


野球界は、

こういう人材を、これからも輩出するのか。

こういう人材を、これからも育てるのか。


選手は、


こういう人材になりたいですか?


少し、勉強すれば、分かると思います。


以上でーす。