ライオンズが、苦しんでいます。

パ・リーグの最下位を独走してしまっています。

先日は、最後の打者となった源田選手が一塁にヘッドスライディングをして、しばらく立ち上がることができませんでした。

源田選手は、涙目になって、申し訳ありません、とファンに謝るコメントもされ、心が痛みました。

でもその翌日、源田選手の姿に鼓舞された隅田投手が力投、完封でチームを勝ちに導きました。打線もその日はつながりを見せました。



▼ 強いチームの姿


源田選手のあの姿。

そしてその姿に、すぐに呼応して、発奮したライオンズの選手。



俺たちはこんなもんじゃない


そう訴えているようでしたし、選手たち自身も、そう信じている姿だと僕は感じました。

このまま負け犬のままで終わるわけにはいかないし、俺たちが負け犬なわけがない。

負けは込んでいますが、僕には、今のライオンズは、強いチームの姿見えて仕方ありません。



▼ ライオンズのDNA


その昔は、西鉄ライオンズ。

ジャイアンツとの日本シリーズで、3連敗から4連勝して日本一となったことは、今も語り草となっています。

当時の本拠地は、福岡の平和台球場。

野武士集団と言われたチームは、日本シリーズ3連覇も達成しています。


僕の親父なんかは、少年時代にラジオでライオンズに熱狂した世代らしく、今でもゴッリゴリのライオンズファンです。

僕が子供の頃、テレビを入れればジャイアンツ戦が放送されていた時代で、僕は例に漏れず、ジャイアンツファンだったのですが、親父はライオンズ。

当時はパ・リーグの放送なんて皆無で、親父が深夜のプロ野球ニュースを心待ちにしていたのを今でも覚えています。

その当時のライオンズは劇弱で、太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズと身売りを繰り返し、それでも福岡にいてくれたわけだけど、ついに、たしか僕が小学校3年の頃だったかな、所沢へと身売りされていきました。


誕生したのが、西武ライオンズ。


弱小チームを引き継いだわけだから、初めはそのまま弱いチームだったけど、広岡監督となって、強くなりました。

管理野球などと揶揄されていましたが、チームは強くなりました。

その後は、森監督となって、黄金期を迎えます。

石毛、辻、秋山、清原、平野、伊東、東尾、工藤、郭泰源、などなど…

そういう選手たちが黄金期を築いた。


ライオンズは、強いです。


思い出すのは、日本シリーズでジャイアンツを倒す直前に、一塁を守っていながら、思わずこぼれた清原の涙。

そして、シーズン1位となりながら、クライマックスで負けた時の、当時の、辻監督の涙。


そういうチームなんだと、僕は思います。


こういうシーンが、脈々と引き継がれてる。

チームのDNAとして、存在する。


ライオンズとは、そういうチームなんだと、僕は思います。



以上でーす。