NPBに大卒新人で入団以降、23年間ずっと勝ち星を挙げている投手がいます。

東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手。

一昨日のイーグルス戦で今シーズンの1勝目をあげ、新人から23年間連続して勝利を達成しました。

石川投手の身長は167センチ。

まさに、小さな大投手です。


▼ プロ入りまで


経歴を見てみると、秋田県出身で、高校時代は秋田商業で野球をやっていたようですね。

その秋田商業時代には、夏に甲子園に行っていて、その時にホークスの和田投手と対戦し、投げ勝ったみたいです。

高校卒業後は、青山学院大に進学して、東都リーグでは2年生からエースとして大活躍しました。

大学選手権にも優勝してるし、シドニーオリンピックの日本代表にも選ばれていますね。

こんなふうに、大学時代はかなり活躍していて、プロの争奪戦もすごかったみたいです。

当初はジャイアンツに入団とかいう話もあったようですが、最終的には、古田捕手に受けてもらいたい、という気持ちがよくあって、スワローズに入団したんだとか。



▼ プロ入り後


開幕一軍こそ逃しましたが、4月には早くもプロ初勝利を挙げると、新人のこの年には、12勝を挙げて新人王を獲得しています。

その後は、肘を痛めたり、足を怪我したりもあったし、2軍に落ちたりということもあったみたいですが、たいていのシーズンでローテーションを守り、毎年の勝ち星を積み重ねていきました。


23年の勝ち数を見てみると、


二桁勝利が11シーズン


もあるんですね。


通算の勝利は、今のところ、186勝。

200勝まであと14勝です。

是非とも達成して欲しいですね。






野球というのはいかにアウトを取るかだと信じてやってきた

160キロを投げられるなら投げたいが、そうではないところでも勝負できるのは、目の前のアウトを取ろうと意識して来た結果


と、自分のピッチングに対する考えを語り、そして、


ひとりでできることではない

支えてくれたすべての人がいないと、こういうゲームに上がることはできなかった

皆さんに感謝したい


と、周囲への感謝を語ったそうです。


この日の登板も、多くは120キロ台。


167センチ、120キロ台の投手が、23年間もずっとプロ野球で勝ち星を挙げている。


大いに参考になり、大いに励みになる大投手だと思います。



以上でーす。