定額減税が6月から実施されるということで、政府が給料明細に減税額を明記するように義務付ける方針ということが、昨日からさかんに報じられています。

その内容というのは、ほとんどの報道ぶりとしては、


事務が煩雑になる

事務方の負担が大きい


などという、極めて批判的なものです。


思うんですけど、


減税って、嬉しくないですかね?


僕は嬉しいです。

でも報道ぶりからすると、なんか、減税がわるいことのように感じられるし、おそらく、報道する方も、批判してるのだと思います。


今回のこの報道に関して、僕が感じたことがふたつあって、ひとつは


定額減税をもっと知らせなきゃ


ということと、二つめは


決まったことなら備えて対応するだけ


ということです。



▼ みんなに知らせるのが役割


そもそも、今回実施される、定額減税について、知らない人が、少なからずいます。

僕の周囲の話をすると、知ってる人はほとんどいませんでした。

先日僕が、職場の同僚たちに


定額減税始まるから、給与担当者は大変になるかもね。

会ったら、あざっす!って言わなきゃね


って話をしたんだけど、ほぼ全員


ポカーン


何?それ?


って顔でした。


おそらく、これは僕の周囲だけではないと思います。

知らない人が多いはずです。


で、こういう話をすると、


政府がもっと上手く説明しなきゃ


なんていう声が上がるのだけど、僕は、そういう国の施策なり、決めたことなどを、世の中に知らしめるのは、報道機関の役割だと思っています。


国や権力を批判するのも良いですが、決まったことは決まったこととして、


こういうことになるよ


って、誰にでも分かるように伝えることが、メディアの大きな役割なんじゃないですかね。


話は逸れますが、先日決まった、民法改正も、離婚後も両方が親権を持ったら虐待やDVの場合は大変なことになる!みたいなことばかり伝えていて、良くなったことや、全体のことについて説明してるメディアってありましたっけ?



▼ 備えて対応する


二つ目に感じたことが、備えて対応する、ということです。


定額減税が決まったのは、去年の年末のことです。

年末に、来年の6月から減税するよって決まって、ちゃんとアナウンスされました。


半年前から決まっていたことなわけです。

おそらく、会社や役所などの給与担当者は、めんどくさいことになるなぁって、思っていたはずです。

そしておそらく、その時に備えて、なんらかの対策をとってきたはずです。

少なくとも、6月はめんどくさいことになる、という心構えというか、気持ちはあったはずです。


ところが昨日からの報道ぶりは、


いやぁ〜、大変ですねぇ〜


みたいなことを会社の事務担当者さんなどが言ってるインタビューを流してる。


もっとも


給料明細に明記せよ


というのは、突然だったかもしれないけど、それにしても、それって、そんなに大変なんでしょうか。


こういうことって、今回に限ったことじゃなくて、これまでにも、繰り返してるんですよね。


インボイスの時もそうでした。

制度が始まると、大変だ!大変だ!


僕が最も記憶しているのは、コロナ禍での高校野球です。


鳥取県のある高校で、学校関係者に感染者が出て、不戦敗になったことがあって、その時、学校や高野連がかなり方々から叩かれて、ついには、不戦敗が取り消された


ということがありました。


このときは、声を上げたキャプテンを始め、その後その声を後押ししたいろんな方面の有名人の方が、褒められたりしたんだけど、僕的には、


なんか違うんじゃね?


って思ったんですよね。


詳しくは、その時のblogを見てみてください。

コチラ↓


まあ、そんなこんなで、決まったなら、備えて対応する、ということなんだと思うし、声を上げるなら、決まる過程で声をあげなきゃね、ということを、改めて感じた、今回の件でした。


以上でーす。