最近、人ってこうやって間違えた方向に進むんだなぁって思うことがありました。
▼ 仮説と検証
ある人があることを伝えようとしていました。
その人は、あることを「おそらくこういうことだろう」という自分なりの仮説を立てて、それを伝えようとしていました。
そして周辺情報を集めて、いろんな人に聞いて回って、多くの情報を集めました。
するとどうも、自分の考えていた仮説は、集めた情報から検証すると、そうではないのではないか、ということを感じました。
仮説は間違っているのかもしれないと、そういう状況になったのです。
さて、その時にどうするのか?
ここから2通りの人に分かれるのだと、僕は思います。
▼ 仮説を立て直す大切さ
自分の立てた仮設が、集めた情報から検証すると、どうも矛盾してる。
そういう時に、普通に考えると
仮説を立て直す
ということをやります。
そりゃそうです。
集めた情報から、合理的に考えて、ある推論が導き出されるわけで、その推論と、自分が当初考えていた仮説が違っているのなら、それは、情報収集した結果導き出された推論の方が、正しいらしさでは、軍配はそっちに上がるでしょう。
だから今度は、その導き出された推論に関して、また情報収集して調査して、そしてまたその推論が集めた情報などと矛盾しないかを検証する。
そうやって正しいらしさをどんどん高めていくという作業を繰り返す。
そうすることで、事実に近付いていくのだと、僕は思います。
ところがそうじゃない人がいるんです。
自分の立てた仮説を押し通そうとする人。
そういう人は、集めた情報の中から、自分の仮説に合致する情報だけを選び出して、不都合な情報は無かったことにします。
自分の仮説に都合の良い情報だけを集めるから、あたかもその仮説が正しいように見えてしまう。
こうやって人は間違うし、間違った方向に他人を導いてしまう。
これが意図的にやられているのならその人が悪い人ってことなんだけど、知らず知らずのうちに、こういうことをやってしまう人がいるから厄介なんです。
でも気を付けておかないと、誰もがそういう状況に陥ってしまうことってあると思います。
仮説を立て直す。
とても大事な意識だと思います。
以上でーす。