僕はよく、今の子供は
ベルトコンベアの生活
ということを言っています。
▼ 自動的に過ぎ去って行く生活
朝起きると、学校に行って、部活をして、塾に行って、夕飯食べて、風呂入って、寝る
これを毎日繰り返す。
何も考えることなく、朝起きるとその後は、オートマチックにやって来るタスクを淡々とこなすだけ。
自動的に自分の生活が送られていく。
自分の時間を使うなどということではなく、すでに組み込まれているスケジュールをひたすらこなしていくだけ。
これを僕は
ベルトコンベアの生活
と言っています。
▼ ブラックな生活
しかも、部活の朝練があるから、朝はとても早く起きて、寝るのはもう夜の11時とかになってる。
確かに部活は、
自分の好きなことやってる
ということも言えなくはないけど、それにしたって、練習メニューもオフの日も、顧問の先生が決めるんだから、やっぱりそこは、受動的なわけで、大人からスケジューリングされている状態です。
つまり、朝早くから、夜遅くまで、自分が決めたわけでなく、大人に決められた予定でギューギューに詰まってる状態です。
企業なら、確実に
ブラック企業
です。
▼ ワークライフバランス
ワークライフバランスってことが言われるようになって、もうけっこうな期間が経ちました。
一般社会では、そこそこ、考え方としては拡まって来てるような感じを僕は受けています。
実際、僕の職場では、もうすっかり、僕らが若手だった頃とは組織の考えは変わっています。
残業はあまりないし、休みもとりやすい。
でも、学校ってどうなの?
でも、部活ってどうなの?
その後に塾ってどうなの?
って思うんだよなぁ。
これから社会に出て、社会を回して行く中心となる学生が、まったくワークライフバランスの外側にいる。
まあ、学生なんで、ワークってことはないのかもしれないけど…
でもね。
詰め込み詰め込みで、スケジュールで1日をパンパンにされて、まったくゆとりがない。
やりたいことがない
って、若者がよく言ってるのを聞くけど、そりゃそうだよなって思いますよね。
だっていろんなことを考える暇がないでしょ。
大人の世の中には、ワークライフバランスという考えは浸透して来てる。
子供にも、マストとウォントのバランスは、教えていかないといけないんじゃないかなぁ
なんて、ふと、思いました。
以上でーす。