このところよく耳にするニュースとして


アメリカが量的緩和を縮小する


とかいうことがあります。

テーパリングなんて言葉でも言われてますね。

で、その先には、利上げ、ということも言われてます。金融引き締めです。

今日は、この、量的緩和とか金融緩和とか


それってなんなの?


ということについて、にわかプチ投資家を自称する僕が説明してみようと思います。




▼ 金融緩和とは


金融緩和とは、要するに


金利を安くする


ってことです。


日銀が金融機関に貸し出す際の金利です。政策金利と言われます。

この金利を安くすると、金融機関が日銀からお金を借りやすくなって、いろんなところに融資しやすくなる。融資の際の金利も安くできるから、借りたい方も借りやすくなる。

そうすると、世の中にお金が出回る。お金が溢れる。

お金の価値が下がる。その結果、物の価値が上がる。物価が上がる。インフレになる。

と、こんな感じですね。



▼ 量的緩和とは


金融緩和で、金利を下げます。

そうすると、インフレになるはずです。

でも物価が上がらない。

そういう状態が、日本で起こったんですね。

で、政策金利はもう、0パーセントにしてるんです。

これ以上下げられないわけです。

じゃあどうするか?


そこで考えられたのが、量的緩和、です。


これは、日銀が、国債を買って、お金を世の中に出回らせるっていう作戦です。

金融機関などが待っている国債を日銀が大量に買い取って、金融機関にお金を出す。

そうすると、世の中にお金が出回る。お金の価値が下がる。物価が上がる。インフレになる。

という、金融緩和と同じような効果を狙ってるわけです。

ただ、これには、実効が上がるのかという議論はあるようです。



▼ 今はどうなってるの?


世界的に見ると、コロナの影響で、先進各国は、量的緩和の政策をとっています。

各国とも、


金利は下げた。


でも経済が回復しない。


じゃあ量的緩和だ。


ということで、量的緩和をやってます。


で、このところ、アメリカやヨーロッパはある程度経済が回復してきたわけです。

なので、アメリカは量的緩和を段階的に辞めていくという方針を決めました。

世の中にお金を出回らせようとする時が


金融緩和→量的緩和


なので、今度はその逆


量的緩和縮小→金融引き締め


となる予想、ということです。


イギリスはすでに、政策金利を上げるという方針を決めました。


さあ、日本はどうなるのでしょうね。



以上でーす。