学童野球や中学野球で、強いチームを作ろうとすると、どうやったら良いでしょうか?


答えは簡単です。


身体のデカイ選手を揃える


です。


学童野球なら160センチ超級

中学野球なら175センチ超級


これで確実に全国レベルのチームになります。


学童野球や中学野球、いわゆる少年野球と言われる時代は、


身体がデカい


は最強の武器です。




▼ 身体がデカいはある意味才能


我が子が身体が小さな選手だったとして、もし、チームに身体がデカい選手が揃っているのなら、おそらくレギュラーは厳しいと思います。

10センチ、10キロの身長差体重差は、飛距離や打球の速さに圧倒的な差となります。

その年代でのそのくらいの身体の差は、野球という競技が上手いとか下手とかいうことを、簡単に飲み込んでしまうということです。

で、学童野球や中学野球での指導者さんが、一生懸命、野球を教えてくれて、野球がどんどん上手くなったとしても、身体を大きくすることはできません。

どんなに優れた指導者さんにも、


選手の身体を大きくする


ということはできません。

だからその世代で、身体が大きいということは、ある意味、才能と言えます。




▼ 身体が小さい選手はどうする?


身体が小さい選手は、デカい選手に、その世代では太刀打ちできません。

じゃあどうするか?


野球選手としてやるべきことをたんたんとやる


です。


そうです。

野球選手として、です。


走る、投げる、捕る、打つをとことんやって、ちゃんとしたスキルをしっかりと身につけるのです。


試合に出る弊害として、勝つ野球のためのプレーをしてしまいがちということがあります。

例えば、走り打ち、とか。

そういう小手先の技術ではなくて、


将来も使い続ける技術


をちゃんと身に付けることをやった方がいいです。




▼ 気を付けておくべきこと


間違っても、レギュラー獲得を目指して、大きな選手にはない特徴を出すという考えから、さっき書いたような


走り打ち


をして足の速さをアピールするとか、そういうことはやってはダメです。


学童時代にレギュラーであるとかないとかは、今後のその選手の野球人生に、1ミクロンの影響も与えませんから。


それからもうひとつ、やってはいけないことは、


たくさん練習する


です。


身体のデカい選手に勝とうと思って、めちゃくちゃ練習する。

気持ちは分かります。本当にわかります。

でも、それは、逆効果です。


身体の成長には


適度な運動、栄養、休養


が必要です。


加えて、栄養は


活動、成長、筋肥大、赤血球造成


に使われます。


活動が突出してしまうと、残りの3つに栄養が回りません。


だから練習量で勝負するのは、やめましょう。




▼ 身体はデカくなる


今もし、身体が小さいとして、全くそのまま大人になるということは10000パーセントあり得ません。

絶対に身体は大きくなります。


ただし、運動、栄養、休養をバランスよくやることが大前提ですが。


普通に生活してれば、絶対に身体は大きくなります。


第二成長期には、誰もが約10センチ背が伸びると言われてますから、少なくとも、高校入る前くらいに10センチは伸びます。



勝負はそこからです。



身体がデカくなってからが、勝負です。


その時に、ちゃんと


走る、投げる、捕る、打つ


のスキルが、本当のスキルが身に付いているか?が効いてくるのです。


だから、焦る必要はありません。


今勝負するのではなく、身体がデカくなってから勝負です。



それに、けっこうあるあるの話で


小学生や中学生の時

デカいなあ

って思ってた選手が、高校に入る頃には

めっちゃ普通やん

ってなるって


ありますからね。


以上でーす。




少年野球の現場ってどうなってるのか?

こんなことになってるんですよ、を書いた小説が

コチラ↓


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