最高に分かりやすい内容でした。
政治とは、メデイアからの情報の受け取り方、選挙への参加の仕方、の三部構成で解説してくれています。

解説者とAKBのメンバー3人の対話形式ですので、とても読みやすい構成です。

まず最初に、政治とは。
政治とは、たくんの意見の中から一つに決めること。
と説明しています。
そしてそれは、身近に誰もがやっていることだということです。
例えば、
今日のお昼は何にしようか?
という場面。
何人かいれば、何通りかの意見が出されるでしょう。
俺はラーメンがいいな。
俺は中華。
俺は定食。
みたいな。
そこからどれか一つに決める。そして決まったことには従う。
それが政治だということです。
そういう政治が国レベルになると、それは国政と呼ばれる。
その他この章では、国会のことを詳しく説明してくれています。
大統領制と議院内閣制の違いやそのメリット、デメリットなども分かりやすく書かれていました。
衆議院や参議院といったことにも、僕ら世代なら昔、公民とかっていってた科目ですかね、そういったことも詳しく説明されていて、懐かしく、また、改めてなるほどと思う内容です。

次の章では、情報をどのように得るか、ということが書かれています。
メディアとは何か?
メディアとは、媒介物、ということだそうですね。
だから、いろんなものがメディアということ。
新聞、本、テレビ、ラジオ、それから今ではネット…
人もメディアなんだそうです。
その、あまたあるメディアから、バランスよく情報を得ることが重要なことだということです。
それぞれのメディアには特徴がある。
例えば、ネット情報は速攻性、そして無料。
新聞は、信用性、情報の確かさ。
また、配信する側のイデオロギーにも注意しておくと良いということです。
各新聞社には、それぞれ考え方がある。
憲法改正に対する考え方、原発に対する考え方などなど。

そして最後の章は、選挙に行こう!ということが書かれています。
政治、選挙に若者が関心がないのは、国会議員などか年配の方が多いからというのが原因の一つということです。
でも、それは悪循環で、
若者が選挙にいかない、選挙に行くのは年配の方、とすると、政治家はどうしても年配の方のための施策を考えてしまう。
若者が苦労している、子育てのこと、学費のこと、などを軽視しがちになる。
そういうことらしいですが、なるほどですよね。
その他にも、投票する人を選ぶには、どういう着眼をしたら良いのか?
とか、そんなことが書かれています。

とても読みやすく、そして、とても勉強になる本です。