昨日、2023年10月25日発売の五十嵐ジャンヌ『洞窟壁画考』(青土社)の見本が届きました。

本の内容は、慶應義塾大学の民族学考古学特講や立教大学の哲学講義「旧石器時代美術」についての14回の授業内容ともほぼ重なります。

洞窟壁画について、いつ、どこで、だれが、何を、どうやって、なぜ描いたのかをもとに6部構成です。コラムも6つあります。


目次 

第1部 洞窟に何を描いたのか—描かれたモチーフの分類

第2部 どうやって壁画を描いたのか—壁画の技法と制作のための下準備/

第3部 なぜ洞窟に壁画を描いたのか—洞窟壁画の制作動機や目的に関する仮説やアプローチ

第4部 いつ壁画を描いたのか—壁画の年代を特定する方法

第5部 どこに壁画が残っているのか—壁画のありか

第6部 だれが壁画を描いたのか—モノから推測するヒト


ショーヴェ洞窟やルフィニャック洞窟の写真もお借りすることができました。

ラスコー洞窟やクーニャック洞窟の写真もお借りしました。

 

20世紀初めのアンリ・ブルイユによる模写図や

アンドレ・ルロワ=グーランの記号の分類図の説明もあります。

 

何やかんやで6年くらいかかってしまいました。

 


2023年10月29日朝日新聞広告欄


11月16日、本屋に行ったら、人文・歴史の世界遺産学コーナーに置いてありました。



2024年1月13日日本経済新聞書評欄


2023年12月3日産經新聞書評欄




2024年3月10日しんぶん赤旗書評欄



令和5年度 北相木村考古博物館報「栃原岩陰遺跡マガジン」vol.07より