この街が似合うヤツになろうぜ！ 約束の代官山

一週間ぶりのブログ更新になりますが、それも仕方のないこと。

先週、母が２ヶ月ぶりに田舎から帰ってきて、やっと家事から開放されたのです。

２ヶ月ばかり友人などの誘いも断っていたので、その反動から今週は埋め合わせに奔走。

いつだったか、インフルエンザにかかったせいで会う約束が流れた友人の話をしました。
オシャレな友はかく語りき「流行りモノを取り入れたら粗悪品だった」

今回は、数日前にその友人と会った時の話。

この友人、今回で３回目の登場なので、そろそろ名前があっても良いんじゃないかな？

…。

ヤンゴに対抗して“シンゴ”なんて良いかな。
実際の名前も遠からずといったところだし。

そのシンゴの行き付けだという
代官山のとあるバーでのやりとり。

そういえば、昔は２人でよく代官山に来たよなぁ。

大学入ってすぐくらいだよね。
お互い１人じゃ心細いからって、男２人連れ立ってキョロキョロ歩いてたもんだよね。

そうそう。
あん時は、代官山はオシャレ戦闘力が高い人間しかいないって思ってたからさ。
怖くて１人じゃ歩けなかったわ。

そうそう。特にシンゴはそうだったよね。
シンゴが「この街が似合うヤツになろうぜヤンゴ！」って熱く言ってたの、今でも覚えてるもん。

はぁ？
それ言ったのヤンゴだろ？

いやいや、シンゴの方だって！

いやオレじゃないね！
ヤンゴが言った！

まぁそれはどっちでも良いとしてさ。
結局、僕は代官山が似合うような奴にはなれなかったな。

その点シンゴは、何だかんだで似合うようになったと思うよ。

別にヤンゴが似合わないとは思わないよ。
だってあの発言は、キョドらずに買い物できるようになろうぜって意味で言ったんだから。

フォローには感謝するが、ちょっと待て。
今、自分が言ったって認めたな？！

テヘ(*´∀｀)ｺﾞﾒﾝﾈ
今思いだした。
たしかアレを言ったのは…

恵比寿のオシャレカフェだー！！笑

あのカフェは忘れられないわ。
初めて代官山に降り立った日の帰りに入った店で、反省会したもんね。

あんときゃカフェ選びもオシャレ優先だったよなぁ。
そんなオサレカヘで「この街が似合うヤツになろうぜ！」なんてドヤ顔で言ったヤツの顔が見てみたいゎ…

お前だー！！

(・o・)

いや、初耳ですみたいな顔すんな。

(ﾟдﾟ)

驚いた、この私が？の顔してもダメ。

(*´ω｀*)

一万年と二千年前からあ・い・し・て・るぅ♪
ってやかましいわ！

ヤンゴキツイぜー＼(^o^)／

まあ、でもさ。
あの時は、似合う・似合わないの２択しかなかったけどさ。
お互い今はもう、その段階は過ぎたんだと思うわけよ。

こうやって飲みに行くにしても「代官山」って選択肢がある時点で、もうオレら代官山に溶け込んでるんだよ。
今日だって当たり前のようにここまで足を運んだ訳じゃんか。
気負ってオシャレして来た訳じゃないだろ？

確かにそうかもね。
すれ違う人のファッションを気にしてた時期もあるけど、もうそんなの気にならなくなったし。

今だから言えるけどさ。
どんな顔して歩いてりゃオシャレに見られるのか、考えたことあるんだよね。
オシャレな顔つきなんてあるわきゃないのにさ。

でも結局、そんなこと気にしなくなった瞬間、つまり自分が代官山に身構えなくなった時には街の雰囲気に溶け込めてたんだろうなーって。

なるほどね。
なんかこんな話してたら、初めて代官山に立った時の緊張感思い出してきた。
あー！心拍数が高くなってきたー！

わかるわかる。
大学１年の夏休み前で、スゲー暑くてぺっかぺかの快晴の日でさ。
オレとヤンゴは代官山駅の前に立って、３方ある道のどっちに行こうか悩んでさ。

改札から出てくる人のみんながみんな、地図なんか確認しないし立ち止まらないのね。
初っ端から“代官山エリート”さんたちを見せつけられて、ちょっと萎縮しちゃったもん。

やっぱヤンゴもそう思ってたか！
オレもあの時点で、自分以外が全員オシャレ上級者に見えたし。

あの日最初に入った店で、高そうな服を勧められたら困ると思ったから、無難な無地のＴシャツ手に取ったんだ。
値札見てみたら１万以上すんのね！無地のＴシャツがだよ？
あれは僕の歴史の中に「代官山インパクト」で刻まれてるよ。

そりゃ代官山インパクトも起きるわ！
無地Ｔシャツに１万円とか今でも買わんわ！
ユニクロ行くし！！

思い出話というのは一度始めてしまうと、後から後から溢れでてくるもの。

僕らの代官山トークは、店内のＢＧＭの小気味良いテンポに合わせて夜更けまで続いた。

僕らには昔、憧れていた絵画があった。

そして今、僕らはその絵画の中にいる。

ごく自然に、さりげなく隅っこに映りこみ、僕とシンゴが代官山で談笑している絵画だ。

でも、ひょっとしたらそれは勘違いで、僕だけ浮いているかもしれない。

今は浮いていようがそんなに気にならない。

シンゴの言った「その段階は過ぎた」というのは
きっと、そういう事なんだろう。

大学生の頃は僕もシンゴも似たような服を着ていましたが、今では服の趣味も大きく離れ一緒に買い物に行くこともなくなりました。

一緒に行動する項目が一つ減ったところで、別に友情が希薄になったという事はないかな。

さて、今年で１００記事達成のためにも、また更新頻度を上げてこうと思います。

今回使った絵文字もみんなの絵文字で「ヤンゴ」と検索すれば出てきます。
使い勝手の悪さは折り紙つき！

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