寒くなるとよく思い出します。

 

20年前、

 

中国に留学していた時のこと。

 

当時、

 

スーツケース一つで、

 

言葉も話せず、

 

中国がどんなところかも、

 

何にも分からず

 

中国に来た私。

 

冬服をあまり持っていなくて

 

何枚も重ね着していた私に

 

中国人の友人が、

 

コートとセーターを貸してくれました。

 

暖かくなったら返してくれればいいから

 

そう言って。

 

その服を着たら、

 

身体ポカポカ

 

暖かくなり、

 

とても幸せな気持ちになりました。

 

 

学食のご飯ばっかりじゃ、

 

栄養不足になるから、

 

週末は家で

一緒にご飯食べよう!

 

と声をかけてもらい、

 

毎週末、

 

友人のお母さんに、

 

野菜たっぷりの

 

栄養満点で美味しい

 

中国の家庭料理を

 

作ってもらい、

 

食べさせてもらったこと。

 

今でも忘れられません。

 

自分は外国人だけれど、

 

同じ一人の人間

 

大事な仲間なんだよと

 

認めてもらえたように感じて、

 

とても嬉しかったのです。

 

留学期間を終えて、

 

日本に帰国する日、

 

空港まで見送りに来てくれた

 

中国の友人を目の前に、

 

心の中で誓いました。

 

”いつかお世話になった

 

中国の人達に恩返しする”

 

20年の月日が流れましたが、

 

残念ながら、

 

未だ恩返しは出来ていません。

 

でも、

 

ブログを読んでくださった人や、

 

自分の生徒さんに、

 

少しでも、

 

中国語に興味を持ってもらったり、

 

中国語でコミニケーション

 

出来るように

 

なってもらえるよう

 

サポートしたり、

 

お手伝いすることが、

 

恩返しに

 

繋がっていければ

 

いいなと思っています。


もし、

 

あなたの身近に

 

言葉が通じなくて困っていたり、

 

母国を離れて頑張っている、

 

中国や台湾の留学生や実習生、

 

他の国から来た外国人がいたら、

 

ぜひ、

 

優しく声をかけて

 

あげてくださいね。

 

言葉や文化が違う異国で、

 

生活していくというのは、

 

母国にいる以上に

 

孤独寂しさ

 

を感じることが多いし、

 

思いもよらない

 

試練があったりもします。

 

でも、

 

ちょっと辛い事があっても、

 

人の優しさ

 

触れることができたら

 

救われるし、

 

きっと頑張ることができると

 

思うのです。

 

「恩送り」という言葉、

 

ご存知ですか?

 

「恩送り」というのは、

 

”ある人からいただいた親切を、

 

別の人に新しい親切で送りつないでいく”

 

こと。

 

すごく素敵な言葉ですね。

 

この言葉は、

 

英会話を教えていらっしゃる

 

AKIさんから教えていただきました。

 

 

お世話になった人に

 

自分は、

 

直接何かしてあげることは

 

難しいかもしれないけれど、

 

他の人を通じて

 

自分の受けた恩を

 

世の中に返して

 

循環させていく。

 

そうやって、

 

巡って行ってくれれば

 

いいなあと思います。

 

中国語を通しての、

 

恩返しと恩送り

 

細々とですが、

 

出来る限り

 

続けていきたいなあと思います。

 

 

 

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