ただいま私がアシスタント代演中のPanasonic Melodious library
7月の第1週と第2週は、今年生誕140年&没後60年の永井荷風をフィーチャーしてのお出かけ企画。
作家の川本三郎さんをお迎えして、小川洋子さんとともに
荷風が晩年を過ごした千葉県市川市へ。
2週目の今週14日は、荷風の愛した散歩道をたどります。
まずは、荷風が毎日のように食事に出かけた「大黒家」を訪ねました。
京成八幡駅の線路の向こうから望む、今の大黒家
モダンな佇まい。今は居抜きでカルチャースクールに。
亡くなる前、最後に目撃されたのも、
ここでカツ丼を食べる姿だったとか。
今は荷風の指定席でカツ丼を食べることは叶いませんが、
いろんなゆかりのイベントなども開催されているようです。
荷風が最後に暮らした家はここからすぐのところにあります。
地元商店街は、まさに彼の散歩道
今でも愛されているのがわかりますよね♡
似顔絵、いいカンジです。
荷風が利用した頃はもっと商店も多かったのでしょう。
なくなってしまったお店は多いようですが、
今でも営業しているお店ももちろんあります。
荷風が利用した文房具店「平和堂」
センセイは文具にもこだわりありそうな。。。
そのお向かいには八幡小学校
歴史ある学校なのですね!
商店街を抜けて歩いて行くと
昔からあるような立派なお屋敷があちこちに。
かつて東京の下町の富裕層が別荘を建てた地域なんだそう。
そして白幡天神社へ。
鳥のさえずりだけが聞こえてくるような、静かで落ち着く場所。
銭湯に行こうとしたらお休みで、
気ままに歩いてその存在を知ったのだとか。
荷風の石碑の前で語らう川本さんと小川さん
石碑の荷風の筆跡、わかりますか?
このあと私たちはさらにずんずん歩いて行き。。。
葛飾八幡宮に到着
境内も広くて、お散歩を楽しむ人も多くいました。
そして、真間川に到着。
川の風景に心惹かれて歩いた道。
この川縁の桜を荷風も楽しんだのだろうと思いを馳せました。
まあ、ざっと以上のようなルートを辿ってみたわけですが。
川本さんも小川さんも、ずっと同じペースで荷風談義に花を咲かせながら散策を楽しんでおいででした。
小川さんなんて、華奢な腕にずっしり重い資料の書籍の入ったバッグを持ちながら、疲れた顔ひとつお見せにならず。。。
かたやワタシは日頃の運動不足を激しく痛感した次第であります。
このあと市川市文学ミュージアムまで歩いて
市川の街歩きゴールとなりました。
いや、よく歩いた。。。
でも、なんと楽しくゼータクなお散歩だったのでしょうね。
ミュージアムに展示されている街のジオラマ
駅のホームでは荷風センセイも電車を待っておられます。
(*許可を得て撮影しています)
荷風が愛した市川の街は、やはり素敵なところでした。
日乗や戦後の短編を手に、訪れてみてはいかがでしょうか!
ところで。。。
私がひそかに「手土産マスター」と信頼している、スイーツのチョイスに間違いがない番組関係者がいるのですが、彼女がこの市川ロケの時も現地で調達して、収録時に差し入れてくれました。
「手児奈の里」という求肥のお菓子です。
さすがマスター、今回も間違いありませんでした。
関西の人なのにどんだけ守備範囲広いんでしょうか。
おいしかったです!ごちそうさまでした。
これを買いにもういちど行こうかな。
コレです、コレ!
記事を受けてスタッフより写真シェアされました。
荷風が愛した街だけあって、おいしいものもたくさん!ですね。
市川に行ったらこれもぜひ♡