蒸し暑い金曜の夕方、

ツーリストや会社帰りの人で賑わう銀座。

王子ホールに一歩入ると

静かで涼しくて別世界。

 

 

 

去年取材でドイツに行った際にご縁のあった

藤井亜紀さんのピアノリサイタルにお邪魔しました。

 

 

 

海外、とりわけハンガリーでの演奏活動を精力的になさっていて

この日のプログラムもハンガリーの作曲家で構成。

おなじみリスト。

そしてドホナーニ。

 

 

 

ドホナーニ?

 

 

 

ワタクシ恥ずかしながらまだまだ勉強不足で

この名前を知りませんでした。

室内楽ではわりとおなじみのようなのですが。

実際ピアノ曲が演奏される機会は世界的にもとても少ないそうです。

なのでとても楽しみにしておりました。

 

 

 

 

あと、関係ないけど語感と字面がいい。

ドホナーニ。

ドホナーニ。

ドホナーニ。

 

 

 

。。。さて、

4つのドホナーニ作品が演奏されましたが

ハンガリーならではの民族的な風味、ロマン派の風味

心地よくバラエティに富んでいる感じでしょうか。

技巧的な表現にも引き込まれ

ドホナーニの世界感をたっぷり味わうことができました。

 

 

 

 

「チャレンジでした」とコメントなさった藤井さん

真摯に作曲家との対話に向きあった深い時間があったのでしょうね。

素晴らしい演奏でした。

今後、演奏される機会が増えるといいですね。

 

 

 

 

 

 

「ドホナーニ先生」

                wikipediaより

 

と藤井さんが表現されましたが、なるほど。