ワタシの郷里は富山ですが
幼いころ能登のとある市に住んでいたことがあります。
転勤族の娘でしたので。
お隣の家にミエちゃんという小さな女の子がいました。
当時のワタシはおそらく4歳くらい。
ミエちゃんはさらに幼く2歳か3歳だったと思います。
うちで一緒に遊んでいたある日
母もおやつぐらい出してくれていたはずですが
ワタシは冷蔵庫の中からヤクルトを一本取り出して飲みました。
それを見ていたミエちゃん、
もちろん自分も飲みたい。。。
「ヤクリ、くだ~ぃ~ ・°・(ノД`)・°・」
と半ベソで言いました。
あいにく最後の1本。
なのに何の考えもなく、
ミエちゃんの目の前で自分だけ “ヤクリ” を味わったおバカな4歳児のワタシは、母にこっぴどく叱られました。
あたりまえじゃ、アホ ( ̄∩ ̄#
それはさておき
このやりとりをそばで見ていた兄が、幼いミエちゃんのこの
“ヤクルト”と言えない、“ください”と言えない
つたなくかわいい要求文言をいたく気に入ったらしく、その後何度も
「ヤクリくだ~ぃ、ヤクリくだ~ぃ」と口にしていたもので
このフレーズはワタシの罪悪感と共に深く記憶に刻まれることとなりました。
時は流れ、さいきんのある朝。
日課の朝ドラ「まれ」を観ていたときのこと。
幼なじみを心配して家を出た洋一郎(演じているのは高畑淳子さんの息子さん、とわざわざ書きたいくらい、似ている。あ、高畑裕太さんです。)が残した書き置きがあったのですが、
「探さないでくだ」 と書いてある。。。
( ̄□ ̄;)!!
ミエちゃん、あれは方言だったのですか!!!
と、目からウロコの2015年・サマー。
“くだ” らないエピソードでスミマセン。
そして “ヤクリ” は方言ではありません(と思う)