メリル・ストリープが来日していてニュースになっていますが
先日その出演映画 イントゥ・ザ・ウッズ を観てきました。


作品に関してまったく予備知識を持たずに試写に出向いて、
渡される資料もすでに頂いていたので受け取らず席に座り、
いざ始まったら...


「ミュージカルだったのか!」(  ゚ ▽ ゚ ;)


いや別に驚くことはないんだけども
まったくその心づもりなくいたら、いきなり歌い出したんで。
とゆーか、予備知識なさすぎで反省。
ブロードウェイの人気作品で、日本でも宮本亜門さん演出で上演されていましたのに。


おとぎ話の主人公たちのハッピーエンド・その後を描いた物語。
まずはその主人公たちがそれぞれに森を目指すのですが
どういう人たちがどういう理由でどんな風に森に入っていくのか、
これがもう、見事にまとめられていて。
とにかくたたみかけるような圧巻のプロローグなのです。
すごいなー、ミュージカル表現ならではだわー!と、
(つい数分前までミュージカルだったことを知らなかったくせに)
いきなりぐーんと引き込まれてしまいました。



パン屋の奥さん役のエミリー・ブラントが
「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープ演じる編集長に翻弄されるのに続いて、この作品でまたしても、メリル・ストリープ演じる、今度は魔女に振り回されるというのが、個人的にはツボでした。
エミリーもナイスだけど、メリル、言わずもがな。
演じてきた役がそれぞれしっかり印象に残るってすごいことだと思うけど今回もスゴイ。魔女オブ魔女ってカンジです。



楽しいミュージカルですが
願いを叶える、自分の望みを実現するってどういうことだろう、とかいろいろ改めて考えますね。
人それぞれに願望があって
それがぶつかりあったときにどうするのか。
自分と目指す方向が違う人とはどう関わったらいいのか。
混沌とした世の中や
生きていくなかで一体何が起こるのかわからないこととか、
森はまさにそういうものを象徴しているかのよう。


なので。
アフターハッピーエンドのエピソードに限らず、
ファンタジーの世界でありながら
そこかしこが人間臭くてクスっと笑ってしまうところもイイ。
二人の王子が歌うシーンがあるのですが
ワタシ的にはここが楽しかったです ( ̄∀ ̄)
早く誰かとこの部分を共有したいっす。
公開は3/14です~。



赤ずきんちゃんも一緒に来日してましたねー

聴き惚れますわ。すごー。